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フェラーリは5ポイントの獲得でウエットのシルバーストーンを後にし、苦味を味わったレースをチーム代表のステファノ・ドメニカリは“忘れ去る日曜日”とした。
とは言いつつも、ポジティブな面を見すえるドメニカリ。
「それと同時に記憶にとどめておく必要のある日曜日でもある。日曜日だけでなく、週末として、家に持ち帰って取り組むべき仕事に集中するために、覚えていく必要があるのだ。実際、今回のレースはわれわれの水準ではなかったわけで、われわれは次のレースに焦点をあわせている。そして、確かに、避けたいと思うような結果ではあったが、それもまたレースというもの」
正しい時にピットストップを行うこと、そしてタイヤ選択において天気予報が大きな要素となったイギリスGP。「それがキーポイントだったため、かなり接戦だった」と語るドメニカリは次のように続けている。
「残念ながら、天候は予測不能で、非常に変化が激しかった。そういったポイントでどういう対応をすべきかを考えていく必要がある」
4位でフィニッシュしたキミ・ライコネンの1回目のピットストップについてのドメニカリの考察はこうだ。
「キミのマシンには燃料をあまり多く積まなかった。なぜならその時点で、路面コンディションが徐々に良くなっていくと予想できたからだ。次はドライコンディションになった場合のタイヤを交換するタイミングにいつ達するのかということだったが、そこは誰にも分からない。第2スティントの長さを決断する際、常に考慮すべきことだからだ」
「当然、そこではタイヤを交換しなかった。路面が良くなるというのがわれわれの考えであり、他にもタイヤを替えなかった2人のドライバーがその2周でいいタイムを出していたことから、われわれは交換しないことにしたのだ。当然ながら、今振り返ってみれば間違った決断だったということになる」
一方、散々なレースを展開し、最下位で完走したマッサについては「フェリペ(マッサ)にとっては難しいレースだったと思う」と理解を示したドメニカリ。
「もちろん、これは予選でもう1度アタックをさせてやれなかったチームの責任である。ああいったコンディションの中で、中団グリッドからレースをスタートさせれば難しいレースになるのは常だ。そして、1回目のピットストップ後は、先ほども言ったが、そう言う状況だったので、そこですでにレースは終わっていたと言えるだろう」
シルバーストーンではわずか5ポイントの加算にとどまったものの、フェラーリは依然としてコンストラクターズ選手権でトップに立っており、14ポイントのリードを築いていることから、ドメニカリはチームのそういった状況からもポジティブな要素を見ることができているようだ。
「いい点としてはチャンピオンシップが混戦しているということ。それでも、われわれが失った分だけのポイントをライバルが得て近づいてきているわけだから、それに関してはフラストレーションを感じている。先を見て作業に専念し、そういった日曜日にでもポイントを獲得できるように集中していかねばならない。われわれは次のグランプリに焦点をあわしていく必要がある」
「シーズン序盤から言ってきたことだが、チャンピオンシップはとても接戦になるだろう。イギリスGPの週末前に、皆が、オーケー、このシルバーストーンは君たちが(圧倒的に)速いだろうね、なんて言っているのを聞いて私は笑ったよ。われわれはそれが可能でないことを分かっている。それが真実でないこともね。われわれが言えるのは、パフォーマンスを除くすべてのマシンパフォーマンス面と信頼性の面についてだけで、当然、これらはわれわれが慎重に考慮していく必要のあるものだ。すでにこれまでに多くのポイントを失っているからね。したがって、シーズン後半は本当にチャレンジングになることだろう」


