F1~あの先にある栄光~開かれた扉#2 | F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~

F1~あの先にある栄光~は、1994年サンマリノGPで発生した事故の真相を追及するものです。

小説風に書いていきます。更新は2か月1回のペースでやっていきたいと思います。
タイトル写真:BigTallGuy

だが今度は別の疑念が私を覆う。


はたしてそんな偶然がおきるのであろうか。


ほぼ毎周と言っていいほどスロットルコントロールをしている時全く同じタイミングでパワステの油圧異常が発生する。


出来すぎていないか?


オンボードカメラ映像があのポイントで切られた理由をマシンの状態が正常であったことを示すものとするならばこのデータが示す油圧異常を真正面から信用するわけにはいかない。


テレメトリーデータの提出は遅れていた。


とくにステアリングに関するデータがなかなか提出されなかった。


細工するにも限度があるだろう。


下手な改ざんをおこなえばそれこそデータ解析のプロフェッショナルに見破られてしまう。


不自然のないように細工する方法は?


私の思考は堂々巡りをする。


そして私は気がついたのだ。




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