2022年5月。
当時1人暮らしをしていた母。
アルツハイマー型認知症を発症していたことが分かり、安全を考えて呼び寄せました。
(要介護1)
父は、自律神経失調症をもち、過去の交通事故や、転倒での怪我が起因で身体障がい者になりました。
2022年7月。
自宅で転倒し半日以上身動きが出来なかったことがきっかけで、老化による認知機能の低下と診断を受けました。
(要介護3)
私と父は20年以上、2人で暮らしてきました。
母は今、私と父が住むアパートの隣室で暮らしています。
ただいま母と父のワンオペ見守り介護中です。
母は1人で生活していた時に
自身の物忘れが激しいことに異常を感じ、かかりつけの病院でアルツハイマー型認知症と診断を受けていました。
ですが、診断を受けたことを忘れてしまっていて定期的に連絡していた私にもその事実を話すことは有りませんでした。
当時、電話口では認知症の様子は一切感じられず、少しも気がつきませんでした。
とあることがきっかけで、母の話すことの内容がおかしい、つじつまが合わないことに疑問をもち、この先、母1人では危険だと判断し、母を呼び寄せることにしました。
改めて受診し、専門医からやはりアルツハイマー型認知症であると診断を受けましたが、幸いなことに認知症の初期の段階で薬を飲み始めたこと、継続して薬を飲んでいることで、今は初期と中期の間という状態で、症状の進行は緩やかだと感じています。
認知症が改善することは有りませんが、早い段階での薬の服用開始が症状の進行を抑えることが出来ているようです。
過去の病気がきっかけではありますが、母には「薬を飲む」という習慣があり、ほぼ毎日薬を飲んでくれています。
呼び寄せて約1ヶ月半後に、母は緊急入院しました。
母が体調を崩し時間外で病院に駆け込み診察を受けた際、あと2、3日遅ければ命が危なかったと言われた時には、あのまま母を1人暮らしをさせていたら・・・と想像し、背筋がゾッとしたことを覚えています。
母が認知症ではないか?と気がついたきっかけは叔父(母兄)の死去でした。
町報のお悔やみ欄に叔父の名があり母に連絡を取った後、叔母(母妹)に連絡をしました。
母の話すことを叔母に確認して、さらに母に連絡し話しを聞くと内容が全く違うので、その時、認知症であることを疑い、そしてほぼ確信したのでした。
当時はコロナ禍であり、隣県に住む母の安否確認も電話で済ませていたのですが、叔父のことがなければ気がつかなかったかもしれません。
そして、症状がずいぶん進行してから明らかに変だ、となったかもしれません。
叔父のことは悲しいことではありますが、叔父が知らせてくれたのかな、と勝手に思っています。
母を呼び寄せて、2回目の春を迎えます。
母が今、穏やかに生活出来ていることに感謝です。