毒を食らわば皿まで、です!

いえ、毒ではなく最高の美食です。

てな訳でR8も買いました。

 

通常モデルのR8はR9とR0の下位グレードです。

トップもバックも低グレードを使用しています。

ですが、そこは流石のWildwood Spec Murphy Paintedです。

故に、R9のHeavy Agedと略同じ価格です。

これを買えばなんちゃってバーストのグランドスラム達成です。

 

流石のWildwood SpecでもそこはR8です。

トップはイマイチです。

こればかりは仕方が有りません。

これでも一番好きなのを選びました。

エッジ部分に癖のあるうねりが有るのがせめてものチャームポイントです。

でも、色もお約束のMurphy Burstです。

この色が一番カッコ良いです。

トップ以外は同じグレードなので音質は期待出来ます。

 

処で、これはMurphy LabなのにVOSです。

変ですよね、変です。

そもそもMurphy LabはAged作業のセクションです。

なのに何故かVOSのMurphy Labです。

因みにGloss仕様も有ります。

そしてGlossの方が安いです。

 

Murphy Labモデルは標準のヒスコレとは材の選定から違います。

その中で更にHeavy Aged以上とそれ以下に分けます。

Wildwood Specは上級のMurphy Painted と標準のヒスコレベースのWildwood Specに分かれます。

早い話がより良い材を使って、Murphy Lab専用のラッカーをマーフィーさんが塗装して仕上げたモデルと言う事です。

故に、標準のWildwood Specより$4.000高い価格に設定されています。

 

今回もAgedが欲しかったのですが、好きな杢と色味で選ぶとこれになりました。

元々は綺麗なレスポールが好きだったので問題無しと言う事にします。

今回も期待を裏切らないレスポールが届くと期待しています。

何だか毎週レスポールを買っています。

バカに付ける薬は無いです。

 

宜しくお願いします。

現在新品で買える最高のレスポールを専売しているショップです。

このブログを見て興味を持たれた方はちょっと注意が必要です。

 

このショップで扱うレスポールの全てが特別では無いです。

Wildwood Spec by Tom Murphy Paintedが買うべきレスポールです。

これは材から別グレードで、それにトムさんの塗装が加わります。

Gibson版のPrivate Stockです。

 

此処が販売しているレスポールは3種類あり、上から

Wildwood Spec by Tom Murphy Painted、 Wildwood Spec、そして普通のヒスコレも有ります。

それにGibson USAのオリジナルスペックも有るので困ります。

私が購入したのは最上位のMurphy Paintedです。

これは価格差が大きいので間違わないと思いますが、その下位のWildwood Specと素のヒスコレシリーズは価格が近いです。

Wildwood Specでも素のヒスコレより良い筈ですが、未確認なのでお勧め対象にはなりません。

只、PUがWildwood Spec専用品なので価値が有ります。

このPUはGibson純正PAFレプリカでは最高です。

不満を感じる事は無いと思います。

 

トムさんはもう現場仕事からは引退されるそうなので、最上級のレスポールを買えるのは今が最後かも知れません。

万一、魔が刺して購入を検討されている方はグレードにご注意下さい。

 

宜しくお願いします。

現在販売されているR9でこれは良いです。

かなりの上杢です。

重量も3.78㎏なので合格です。

Murphy Lab Heavy Agedで価格は1,265,000円です。

私が昨年10月に買った時は1,111,000だったので随分値上げされました。

価格は仕方が無いでしょう。

色が手持ちのと同じで、しかも好きな色では有りません。

でも、Wildwood Specを買う前なら取り敢えず買うと思います。

もうGibson Japan物の普通のMurphy Labは買いません。

その差が余りにも大きいので興味が無くなりました。

 

知らない方が良い事も有ります。

 

宜しくお願いします。

2本目のWildwood Spec Les Paulです。

今度のも尋常じゃないカッコ良さです。

日々のギターパトロールで国内の売り物をチェックしていますが、匹敵する杢を見掛ける事は有りません。

私の撮影では半分も良さが伝えられないのが残念です。

これが楽器屋に並んでいたら他を圧倒する事は間違い無いです。

 

所謂“リボンカール”と呼ばれる杢です。

このタイプの杢が一番好きです。

太くてリボンを捩じった様な表情がたまりません。

奥行き感のある3D杢なので角度で表情を大きく変えます。

 

人工的(人為的)とは言え、人の手が作った模様?とは違うウェザーチェックです。

有る意味、本当のウェザーチェックなのでMurphy Lab以前の刃物で切り刻んだ物とは全く違います。

標準のLight Agedとは違い、より複雑で自然なチェックが良い感じです。

まさかこのチェックを見て美しいと感じる日が来るとは思いませんでした。

ホンのちょっと前まではAged否定派だったのが信じられません。

有る時からこれは職人の技を楽しむ物だと感じ始めてからは考え方が変わりました。

Agedですが、かつての刃物時代もマーフィーさんの仕事は別次元でした。

でも、Murphy Labを開設するに至っては、新手法に由り本人がやらなくても別次元の施工が誰でも出来る様になりました。

そして仕上がりは完全な単品物になり、個体差が楽しめます。

先のR9とは違う表情が楽しめます。

杢とウェザーチェックの2本立てで違う絵面が楽しめるのは嬉しいです。

 

黒々として、しかも滑な表面の指板です。

Wildwood Spec以外では決して見る事のない物です。

何でこんなに上質なインディアンローズウッドを在庫していたのでしょうか?

他で見ない理由は何でしょうか?

分かりません。

 

何時もの弦高にセットしたブリッジです。

サムナットの位置がとても低いです。

ここは目で見える個体差です。

とても低いので浅いネック仕込角が分かります。

浅い仕込角が好きなので嬉しいです。

弦とPUリングの位置関係からもそれが分かります。

Gibson USAブランドの廉価シリーズは不良品の発生率を下げる(低い組み込み精度)為に強い仕込角です。

故に、ここの位置関係がとんでもない事になっています。

あんなレスポールがちゃんと鳴る訳が有りません。

材がどうのこうのと言う以前の問題です。

楽器屋の店頭で初心者のお客から「カスタムショップとの価格差の理由は?」と聞かれたらこれを指摘出来る店員がどれ位居るのでしょうか?

私は外れ個体を買った時に気付きました。

 

少なくとも70年代までのレスポールは浅い仕込角でした。

その点では70年代までのレスポール方が組み込みは良かったかも知れません。

サスティーンに与える影響が大きいので非常に大切な要素です。

仕込角が浅い程長いサスティーンが得られますが、音の張りが弱くなる傾向が有ります。

ブランコテールピース時代は1度の仕込角なので最も長いサスティーンが得られたと言われています。

2本以上のレスポールをお持ちの方は比較が出来るので気が付いていると思います。

店頭での見分けは難しいので、ある意味運任せの要素なのが残念です。

経験ではここが高いレスポールに良い個体を見つけるのは難しいです。

そして店頭買いをする際に此処を注視する人がどれ位居るでしょうか?

此処を見ずに“ギターは現物確認をしないと買えない”と言われる方は如何でしょうか?

店頭での現物確認でも大きく外れた個体は確認出来ます。

某有名楽器店で「此処を気にする人は居ますか」と聞いたら「居ませんねぇ~、大切なのに知らないんですね」との返答でした。

そして店員から設営する事は無いとの事です。

売り難くなる以外の理由は有りません。

外れの個体でもGibson USAモデルよりは遥かに浅いのでマシでは有ります。

そもそも目標設定値が違います。

 

この要素だけでは無いので例外も有ります。

でも、音の傾向はハッキリと違います。

私は現在20本以上のレスポールを所有していますが、違う意見をお持ちの方はお聞かせ下さい。

そして色々な人のブログを見ますが、この要素を取り上げている人が略皆無なのが気になっています。

少ないサンプル数でレスポールを語るのは危険です。

私も本数を経験する事により見解が変わる事が有ります。

53年のコンバージョンを筆頭に30本以上のレスポールを買って来ました。

数を重ねる事に貴重な経験を得ました。

Murphy Labを経験する迄はTHが最良のレスポールだと思いました。

それがまたアップデートされ、このWildwood Specは更に上を行きます。

しかもこの差はとても大きく、驚いています。

こんなに良いレスポールが作れるならもっと早く作って欲しいです。

進化するのは嬉しいですが、これは正常進化と言うよりも隠しネタだと思います。

特定のディーラー専用のスペックをGibsonが公表する事無く供給しています。

「こんなに高いけど良かったら買って下さい」と販売するべきです。

Gibson Japanが且て販売した限定物のMurphyモデルがこれに近いです。

一見同じ様に見えるMurphyモデルですが、Murphyは一つのブランドです。

Gibsonはその冠を付ける時は別物の仕様にします。

”TM印”の付くモデルは特別です。

因みに普通のMurphy Agedは本体は同じ仕様でAgedだけがMurphyです。

COAの差で見分ける事が出来ます。

でも、Murphy Lab以降には特別なMurphyモデルは存在しません。

それを買えない日本のユーザーは残念です。

まだTM印の付いたモデルを経験されていない方は是非とも経験して下さい。

絶対に後悔しません。

投資に見合った物が手に入ります。

買わないと勿体ないです。

130万円位から買えるので是非とも検討して下さい。

 

宜しくお願いします。

過去の話題でも取り上げています。

意外と指板に興味の有る人は多いと思います。

木材フェチの私は当然そうです。

 

エボニーは勿論、インディアンローズウッドも黑ければ黒い程良いとされています。

私もそう思っていました。

ですが、今回Wild Wood Specを買ってそれだけでは無い事を知りました。

 

”目の詰まった良材”と言う表現を目にします。

果たしてそれはどう言う状態の物を指すのでしょうか?

何となくこんな感じかな?程度の認識です。

導管の数が少ない、目立たない、そんな感じでしょうか。

 

ところがそれが勘違いだった事を知りました。

レスポールを含めて30本位のインディアンローズウッド指板のギターを持っています。

全て高級品と言われるクラスのギターばかりです。

一番古いのは76年STDで、この材はかなり残念な素材です。

それらの中でも2本のWildwood Spec程滑らかな木肌の物は有りません。

それどころか見た事が有りません。

導管による筋の少なさ・細さ、光沢感、質感、密度感、全てが異次元です。

果たしてこれは本当にインディアンローズウッドなんだろうか?

そうだ、これは昔見た紫檀と呼ばれる材だ、と気が付きました。

お金持ちの家に有る床柱や仏壇・仏具で見た、あの材と質感がそっくりです。

それらはツルツルの木肌で、それは艶やかな材でした。

 

インディアンローズウッドは紫檀です。

日本語ではそう言います。

とすると、一般的に使用されているあの材は何でしょうか?

本当に同じインディアンローズウッドなのでしょうか?

でも、そうだとすると全然良い材では無いです。

本来はこう言う材だったんです。

実はこの材も枯渇して、良材は既に見掛けなくなっていたんです。

 

ギブソンは不思議な会社です。

2003年に出たBZFは本当にブラジリアンローズウッド?と疑問を持つ材でした。

その当時、既に53年コンバージョンを持っていたのでブラジリアンローズウッドは知っていました。

でも、それとは全く違う木肌と色味です。

当時2本買いましたが、どちらも似た様な物で未だにあれは違うと思っています。

近年、楽器屋で時折見掛けますがその印象は変わりません。

それなのに、Wildwood Specに使用されているこの材は、インディアンローズウッドと表記していますが、とても異質です。

勿論、ブラジリアンローズウッドで有る筈はなく、最上質のインディアンローズウッド=紫檀なのでしょう。

本来のインディアンローズウッドの良材はこれだったのです。

 

現物をお見せ出来ないのが残念です。

きっと驚かれるでしょう。

そう言うインディアンローズウッドが有りました。

 

実はインディアンローズウッドは偉かった!

 

宜しくお願いします。

コロラド州はロッキー山脈の麓からFedExのとファーストクラスで中一日の旅を経て到着しました。

やっぱりこれも最高です!

カッコ良いなんてものじゃアリマセン!

もう普通のMurphy Labは買えません!

 

指板は真っ黒でツルッツルです。

バッチリです!

 

と言う事ですが、今日は夕方まで仕事をしていたのでまだ余り触っていません。

これから色々と調整その他で楽しみます。

 

またカッコ良いレスポールが増えました。

嬉しいです。

 

宜しくお願いします。

先の3月24日に届いたR9が余りにも良かったので、直ぐにもう1本買いました。

こちらもとても良い杢と色味なので決断しました。

先の杢ネタで紹介した最後の個体です。

実はその時には既に購入していました。

既に発送されて先程成田に着いています。

現在通関待ちの状態なので楽しみです。

 

FedExは東京23区以外は週末配達をしないので、配達予定は4月3日になっています。

普通に適正価格で買えるMurphy PaintedでTM印の付いたレスポールです。

今後、一層希少になるので買っておくべきだと判断しました。

買い易い時に買った方が良いに決まっています。

後悔先に立たずを実践しています。

 

宜しくお願いします。

 

当然ですが、Wildwood Spec by Murphyにもお約束のTMサインが有ります。

Murphy Lab以前はトップに刻んでいましたが、それ以降はまた昔の様にキャビティー内に戻りました。

サイズが少し大きくなりましたが、目が衰えているのでしょうか?

それが現場を引退する理由でしょうか?

まだ充分大丈夫だと思うので残念です。

 

ヒスコレはこれの有る無しで大きく評価に差が付きます。

それだけの価値が有るからです。

これは所有してみると良く分かります。

 

宜しくお願いします。

ちょっと杢の話しです。

今年初めて半年ぶりにトラ目のギターを買って盛り上がっています。

今更ながらトラ目のギターは良いです。

そこでトラ目の話しです。

画像は全てWildwood GuitarsのHPから拝借しました。

Wildwood Specなので傾向の違いは有りますが、全て最上級グレードのメイプルです。

 

R0のVOSです。

Murphy PaintedはAged無しでもMurphy Lab仕様です。

巷ではこう言うのを”バリ虎”と言うそうです。

確かに整然とビッシリならんだ杢は綺麗です。

と言うか綺麗過ぎて面白味に欠けます。

初めてトラ杢を買う人には最上の杢では無いでしょうか?

一般的にはこれが一番人気だと思います。

でも、私は変人なのでこう言うのは買いません。

 

R9のHeavy Agedです。

ちょっと数を買って、トラ杢に慣れて来るとこんな感じに不規則な杢が好きになります。

上級者向けの素敵な杢です。

これで赤いと買いたくなります。

 

R9のGlossです。

GlossでもMurhy Lab仕様です。

Aged用の塗料をしようしているので標準仕様のヒスコレより鳴りは良いでしょう。

こちらもかなりイケています。

ムラがある所も魅力的です。

こう言うのに自然の驚異を感じます。

でも、色味が惜しい1本です。

 

R8なのにこの杢です。

しかもMurphy  Paintedなのでグレードを感じさせない仕上がりです。

R8とは言え、標準のR9のHeavy Agedより高いので当然では有ります。

現在の為替相場で120万円強です。

R8じゃ無ければ思わず買ってしまうレベルです。

素敵です!

 

R0のLight Agedです。

Heavy Agedと同じ塗装の仕上げなのでカッコ良いです。

こう言う杢が好きです。

太くて不規則、揺れが有ります。

この手は少ないので希少です。

色も赤いので好物です。

 

以上、全て現在新品で買える最強レスポールのWildwood Spec Murphy Paintedです。

Wildwood SpecはTrue Historicの頃に設定された標準より更に選ばれた材から選んでいます。

Gibson Customの倉庫の一角に別に保管されている材です。

マホガニーも上級グレードを使用しているので出来上がった物は別物です。

その上、指板はGibson史上最高のインディアンローズウッドが使用されてもいます。

これを買わないのは勿体無いです。

もっと早く買えば良かったと井の中の蛙を反省しています。

 

宜しくお願いします。

Wildwood Guitarsの情報です。

トムさんは現在の注文分で塗装作業を終了するとの事です。

今後はもう塗装をする事は無いので新品を買える最後のチャンスです。

引退するのではなく、運営とアドバイスで今後も関わっていくそうです。

 

投資目的でギターを買うのは好きでは有りません。

ですが、嫌いなのは”あの時に買っておけばよかった”と言う後悔です。

ギターに限らずこの経験をしています。

故に、気になっているのに買わずにいたら想定外の高騰により買い難くなるのは嫌です。

 

マーフィーさん自身のAgedが終わりマーフィーラボになりました。

そしてマーフィーラボは本当に良い物で、Agedの完成形に近いと思っています。

正直マーフィーさんご自身の Agedよりも良いです。

それでもマーフィーさんご自身のAged物は価格が高騰しています。

これは純粋に希少性からだと思います。

それは勿論、当時のGibson社員によるAgedより遥かに良い仕上がりだったからです。

 

Murphy Painted and Aged (Murphy Lab) は2020年のマーフィーラボ開始と共に見掛けなくなりました。

それがWildwood Guitarsなら今でも買えます。

Wildwood Guitarsとトムさんの関係が強固だからです。

新品が買えると言う事はプレミアム価格ではなく、純粋な価格です。

気持ち良く買える価格です。

Wildwood Spec by Tom Murphy Les Paul Standard | Wildwood Guitars

Wildwood Specはその上色々と特別仕様がされているのでお勧めです。

Murphy Paintedは標準のWildwood Specより$4.000(約50万円)高いですが、

専用のオプションが追加された豪華スペックです。

それを補って余りある内容です。

何よりもマーフィーさんの塗装を見ると標準の塗装は味気なくて魅力に欠けます。

良いレスポールを望むなら絶対にこちらです。

 

興味の有る方はこの機会にご検討をお勧めします。

 

宜しくお願いします。