人生の午後は、私を生きる。



天職・開運アドバイザー 江守和代です



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先週末の日曜日、

父がコロナに罹りました。




お昼頃から顔がむくんでいて

様子がおかしいとは思っていました。



夕方買い物から帰ってくると、

案の定、台所の勝手口で転んだみたいで



裏の勝手口のコンクリートの上に

ちぎった段ボールを枕にして

寝かされていました。



うちの母は昔から

大胆なところがある人です。



そこらへんの段ボールをちぎって

頭の下に敷いたんでしょう。



普段は転んでも母と二人で引っ張って

なんとか起こせるのですが、

その日は足の力が入らないみたいで

重くて起こせませんでした。







仕方がないので電話で家にいる夫を呼んで

一緒に介護ベットまで運んでもらいました。



なんだか熱っぽい気がしたので

体温を測ったら

39度を超えているではないですか。



かかりつけの病院に電話したら

折り返し電話をしますと言われ、

2回折り返しの電話がありました。



その間待つこと一時間半。



結局救急受け入れは難しいと言われ、

夜の7時前に救急車を呼びました。








救急搬送の人に

「お名前は言えますか?」

と問いかけられて



「わからん」

と答える父。



嘘やろ!?(笑)



と思っていたら

2回目の問いかけには

ちゃんと名前を答えていました。



意識レベルが正常じゃないのか

単なるボケなのかわからないまま

救急車に乗せられて

私と母も同乗しました。




酸素レベルが下がっていて

血圧も177まで上昇していました。



そのまま近くの総合病院に搬送され

コロナ陽性と診断されました。







え、今頃コロナ?


と言うのが感想です。



足に力が入らず顔がむくんでいたので

脳梗塞か何かかな?

と思っていたので意外でした。



デイケア以外、どこにも出歩かない父が

家族の中で一番にコロナになるなんて!



コロナのコの字も想像していなかったので

夫を呼んだことを後悔しました。



夫や母が感染していないか

それが一番気にかかりました。





処置中に主治医らしき人が出てきて

「高齢だし血圧も高いので

いつ何があるかわかりません」

というTVでよく見る宣告をされました。



でも私の頭も心も恐ろしいほど冷静で、

「まあ、そうですよね」と

返答していました。



父に関しては

いつ何があってもおかしくないと

常々覚悟をしているので、

今更何を言われても動揺しません。



ただ不思議なことに

今このタイミングで死ぬことはないだろう、

と感じていました。







2時間ほど経って処置が終わり

酸素マスクをしてタンカに乗せられた父が

私たちの前に現れました。



私と母を見つけて

キョトンとした顔で酸素マスクの下から

「あー」と何か言おうとしています。



きっと父のことなので、

自分がどこにいるのか

何が起こっているのかも

分かっていないんでしょう。



「コロナになったんやって!」

と大きな声で父に説明すると



「あ〜、う〜」と

右手を挙げましたが

看護師さんに下ろされました。



そんな様子を見て

なんか可愛い人だなぁと

不覚にも思ってしまいました。







他人から見たら

なんの価値もないジジイかもしれない。



社会に何か生み出すわけでもなく

むしろ家族に迷惑をかけまくっている。



夫に言わせれば、

一家の疫病神。



でもそんな父がなんだか

可愛く見えてしまいました。





その後、そのまま入院となり

個室に隔離されているので

会うことはできませんが、

翌日には熱も下がったそうです。



昔から疫病神の生命力は

凄まじいものがあります。



今回もきっと、

何事もなかったかのような顔で

退院してくることでしょう。



この疫病神のような父は

人生をかけて私に何を

教えてくれているのだろう?



それは、

存在するだけで人は価値がある

と言うことのような気がします。


(本人には全くそんな気はないでしょうが)





ただ息を吸ってご飯を食べて

おしっこを垂れ流して

人にオムツを変えてもらう。



今はそれだけの存在なのに

私にとっては憎らしく、

時々可愛く思える存在です。





きっと私たちも

生きているだけで価値がある。



若くても歳をとっていても


仕事をしていてもしていなくても


稼いでいても稼いでいなくても


誰かに何かの影響を

与えている。



そう思える出来事でした。










嫌な仕事を辞めて

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