私の人生に意味なんてあるのかな?
そんなことを考える時ってないですか?
今の私がまさにそうで、
「これから私は何のために生きるんだろう?」
そんな絶望的な気持ちになっていました。
両親の介護のために
実家にUターンして1ヶ月。
認知症が進んできている両親を
ひとりでみて、
毎食の食事を作り
ゴミ出しをし
買い物に行き
掃除をし
父がお風呂から上がるのを待ち構え
薬を塗って
従姉妹から誘われた旅行に
行ってみたいと夫に相談したら
「論外」という言葉が返ってきた。
「あ〜、私はこのまま介護が終わるまで
旅行にすら行けないんだろうか?」
そんな絶望的な気持ちになっていました。
こんな時に逃げ込むのは
いつだって本
日曜日もうつうつとした気分のまま
本屋さんに逃げ込みました。
そこでふと目に留まったのが
フランクルの「夜と霧」
「夜と霧」を心理学で有名な
諸富祥彦さんが解説している本がありました。
すぐに買って一気に読みました。
そこにある言葉たちは
まさに今の私を待っているかのようでした。
本っていつ読むかで
心の響き方が違うんですね。
「夜と霧」もかなり若い頃に
読んだ記憶があります。
でも今回はまさに
出会うべくして出会った気がします。
「人生に意味なんてあるんだろうか?」
そんな絶望的な気持ちになった時は
コペルニクス的に発想を180度
回転してみるといいというではないですか?
こちらが
「人生にどんな意味があるのか?」
と問うのではなく
「人生があなたに何を求めているか?」
こちらが人生から問われている
それがフランクルの思想です。
人生から問われている?
もしそうだとしたら
私はこの人生から
何を問われているんだろうか?
そう思った時
全てが繋がった気がしました。
ストンと腑に落ちたというか
今までモヤモヤしていたものが
全て繋がったと感じました。
今のままならない状況も
介護という逃げ場のない環境に
自分から飛び込んで行ったのも
私の意思でありながら
どこか流されて押し出されて
たどり着いた気がしていました。
もしこんな人生が
私に何かを問うているとしたら
たぶん、愛を表現するために
ここに来たんだと思います。
この状態で自分をどう創造するか?
どう表現するか?
その答えが分かりました。