梅雨入りでジメジメ、ムシムシとする季節になりました。
空調で温度や湿度の管理をしたいところだが、光熱費がバカにならないくらい高くなってきています。
しかし、何もしないでいるとあちこちにカビが生えたり、虫が湧いたりするので厄介だ。
古い畳もカビが生えやすくなったり、カビをエサにチャタテムシが湧いたりします。
そこでお勧めしたいのが『ホウ酸』である。
『ホウ酸』と『ホウ砂』というのが売っており、
どちらにも「ホウ素」が含まれているので用途は同じようなものだが、『ホウ酸』は酸性で『ホウ砂』はアルカリ性であり、畳はアルカリ性のものを使うと変色するそうなので『ホウ酸』を使った方が良い。
『ホウ砂』は洗濯のりと混ぜてスライムを作るのによく使われるそうだ。
ちなみに、去年畳にホウ酸水溶液をスプレーしてからはチャタテムシを見なくなりました。
効果を上げるためにも先ずは畳をしっかりと掃除をして汚れを落とし、畳全体にホウ酸が行き渡るように日を空けて2~3回スプレーすればいいでしょう。
『ホウ酸』といえばG退治でお馴染みの「ホウ酸団子」が有名だが、殺虫・防カビ・防菌・防炎などの効果があるそうだ。
『ホウ酸』は虫には強毒だが、哺乳類に対しては毒性が低い(ただし大量摂取はNG)ので、目の洗浄などに使われたり、ワンちゃんの涙やけを治したりするのに使ったりします。
20℃の水100gに約5g(4.9g)溶けるので、水溶液を作ってスプレーボトルに入れ、畳などに吹きかければOKです。
お湯ならもっと溶けるが、温度が下がると再結晶化してスプレーにつまるし、はかりが無ければ適当に溶け残る量まで入れて、上澄み液をスプレーボトルに入れればいいだろう。
結露でカビが生えやすい窓枠の木の部分やカーテン、ダニ退治に布団や枕、カーペットなどにも有効です。
放置しているダンボールなんかも虫が湧きやすいので『ホウ酸』をスプレーしておけばいいだろう。
後は押し入れやクローゼットも結構湿気が溜まるので、中身を出して掃除してから全体的にスプレーしておけば有効です。
カビの生えやすい風呂場に使えればいいのだが、プラスチックやゴム、水が直接当たる場所では流れてしまうので無理だろう。
ホウ酸を上手く活用して梅雨の時期を乗り切りましょう。