理不尽な 責任転嫁 いけません | Eye of the Tigers

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阪神タイガースやその他気になる話題について書いています

アニキ曰く「これを打破するのはもう監督やコーチじゃない。選手個人
いやいや、『強く振る』を掲げてヘンテコなスイングで振らせているチームの責任でしょ。
指導された通りにやって、結果が出なかったら選手の責任にするのはおかしい。
「我々ベンチの指導方法が間違っていたのだろう」と発言するのが正解だ。


昨日の阪神-広島戦の録画を一から見なおして、阪神打線と広島打線のスイングを見比べれば一目瞭然である。
投手でも上からバットが出てくる広島打線
キャプテンでもバットが下から出てくる阪神打線
どちらが結果が出ているかということですね。


アイドルのNMB48は公演の終了後に反省会を開いて「あそこが悪かった」「ここをもう少しこうしよう」とやっているそうではないか。
阪神も試合が終わったら、全員で集まってディスカッションでもすればいいのにね。
自分のビデオだけでなく相手の選手のビデオも見て、何がどう違うのか感じて、いろいろ意見を出し合えば自分とは違う意見も聞けるし、チームとして共通の認識も持てるだろう。
負けた日はミーティングをし、ミーティングが嫌なら勝てばいい。
今はテストで間違えたところを勉強せずにそのままにしておくから、同じ間違いを繰り返している状態なのだ。


今年大ブレーク中の広島の鈴木誠也が、ソフトバンクの内川との自主トレで学んだことは『力はいらない。バットを45度の角度で入れると飛んでいくんです』と言っています。
広島の選手全員がそういう感じてバットを振っているので、軽く振っているように見えてボールが飛んでいくのだろう。
阪神の選手はヘッドを下げてレベルに打とうとするから、0度からマイナスの角度で入ってしまい、空振りやポップフライになるのだ
ベテラン捕手は打者のスイングを見れば大体わかるので、ピンチになれば高め(速球)を要求しておけば阪神打線は大体打ち取れる。


以前のブログで「いいね」を下さった方のブログを見たら、ジェットコースターの事が書いてあって非常に興味深かった。




基本的なジェットコースターは、チェーンリフトによってレールの最高到達点まで車両を巻き上げ、ここから下りの傾斜を走らせることで位置エネルギーを運動エネルギーに転換して速度をつけるのだ。
本体にはエンジンやモーターは付いておらず、位置エネルギーと運動エネルギーだけで登ったり下りたり回転しながらゴール地点までたどり着く。
高いところから重力で落とし、そのエネルギーだけであれだけのスピードで走っているのだ。


「バットを45度の角度で入れる」というのが、まさにバットを重力で落とし、そのエネルギーを使ってボールを飛ばすということだ
そこに体の回転を加え、さらにヘッドスピードを上げるのが基本だろう。
ヤクルトの山田哲人はホームラン29本で、2位のDeNA筒香に9本の差を付けているが、彼の構えはバットの位置がかなり高い。




ジェットコースターのようにバットを高い位置に置くことで、より大きい位置エネルギーを得て運動エネルギーに替えているのだろう。
そしてヘッドを立てたまま「バットを45度の角度で入れる」スイングをするのでエネルギーをロスすることなくボールにぶつけられるのだ。


阪神の選手のようにヘッドが下がってしまうと、構えた時の位置エネルギーがその時点で失われ、運動エネルギーも得られないからボールが飛ばないのだろう。
阪神というチームの「野球脳」の中に、位置エネルギーや運動エネルギーという言葉が入っているとは思えないのだが、もう少し頭を使って理論的に野球をして欲しいものだ。


下を使って腰の回転だけで振ろうとしているのも問題なのだろう。
最初から腕を伸ばして振ろうとしてインコースに対応出来なかったり、グリップが全く出てこなかったりと、腕の使い方がおかしかったり、後ろの肩が下がったり、手首が寝てしまったりと、上半身が疎かになっているから打てない
上半身と下半身が上手く連動していないし、バランスが取れていないのでしょう。
「気合」と「根性」だけでは打てませんし、打って点取らんことにはチームに勢いがつかないし、見てて面白くありません。
先ずはスイングを『再・超変革』してくれ!