見過ごすな 過去から学ぶ 事もある | Eye of the Tigers

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14日に起きた熊本地震はM6・5で、16日に起きたM7・3の地震の前震であり、その後に大分方面へも震源が拡大していっているというのが怖いですね。


今回の地震は、中央構造線の一部の別府‐島原地溝帯、布田川・日奈久断層帯で起こったらしく、過去には『1596年9月1日(文禄5年閏7月9日夜、慶長伊予地震発生。3日後(閏7月12日)に慶長豊後地震(M7.0と推定)、さらにその翌日(閏7月13日)に慶長伏見地震(M71/2と推定)が発生。大分、四国、近畿を跨ぐ中央構造線上で発生した連動型地震との見方がある』という記録がある。




慶長豊後地震は1596年9月4日(文禄5年閏7月12日)に豊後国(現在の大分県)で発生した地震であり、震源地は現在の大分県の別府湾口で、マグニチュードは6.9-7.8と推定される。別府湾-日出生断層帯東部の別府-島原地溝帯に沿って発生した大陸プレート内地震である。
文禄5年7月から地震が頻発、翌閏7月まで続き、閏7月12日申刻(午後4時)に本震が発生、津波も発生した。津波による流出家屋数千戸、死者708名、高崎山と由布岳の山崩れなどの被害をもたらした。
との記録が残っているので、今回の大分で起きた地震は慶長豊後地震の時のような前震かもしれませんね。


慶長伊予地震は、1596年9月1日(文禄5年閏7月9日亥刻)夜に伊予国(現在の愛媛県)で発生した地震であり、マグニチュード7前後の地震だったと推測されている。


慶長伏見地震(けいちょうふしみじしん)は、1596年9月5日(文禄5年閏7月13日)子の刻に現在の京都・伏見付近で発生した大地震であり、現在の京都・伏見付近の有馬-高槻断層帯、及び六甲・淡路島断層帯を震源断層として発生したマグニチュード(M) 7.25-7.75程度と推定される内陸地殻内地震(直下型地震)であった。


このように、1596年9月1日慶長伊予地震、1596年9月4日慶長豊後地震、1596年9月5日慶長伏見地震と中央構造線で連動するように起こっている過去があるので、注意する必要があるのではないだろうか。
恐怖を煽ってはいけないが、過去を見過ごしていると貞観地震を考慮せず、東日本大震災で痛い目にあった福島原発のようになるかもしれない。
そう考えると、中央構造線の近くにある愛媛県の伊方原発が心配になりますね。


そして私の住んでいる近畿では、金剛山地東縁から和泉山脈南縁の和歌山市付近に至る区間が活動すると、内陸型地震としては最大級となるマグニチュード8.0程度の地震が発生する可能性があり、今後30年以内の巨大地震発生確率が、これまでの“M8.0程度で0 - 5%”から、“7.6 - 7.7程度で0.5 - 14%”と修正されたとのことだ。
これは、国内で地震の発生が予測されている活断層帯の中では3番目に高い数値であり、西日本だけに限定すれば最も高い数値であるそうだ。
予測されている巨大地震が発生した場合、和歌山市や大阪府の南部などで震度7、また、大阪府の中南部を中心とした広い範囲と奈良県の橿原市、和歌山県の大阪府との県境沿いなどで震度6強に達するとされている。なお、活断層の露出は和歌山県内だが、活断層自体が大阪府側へ傾いているため、地震のエネルギーのほとんどが大阪府側へ流れると予測されているとのことである。


南海トラフ地震だけでなく、こんな地震もあるなんて恐怖しかありませんね。
常に心配しながら生活していたら気が滅入るが、備えあれば患いなしである。