句点。に気をつけろ 読みました
スラスラと喋れて、最後にきっかりと句点を打てるとき。
自分の中の思いを、そんなふうに話せることは「とても良いコミュニケーション能力がある」と評価されます。
果たしてそれだけでいいのだろうか?
スラスラ喋れることだけが「良い」のだろうか?
「自分の思いをスラスラ喋れることはコミュニケーション能力が高いことだから良い。」
句点をつけてきっちり断定しているこの事実は本当なのか?
もちろんいいことだと思う。悪いことでは決してない。
でも、「良い。」の断定の裏には、それ以外の事実を否定していないだろうか。
言葉にできない思い、ということもよく言うはずだ。
それを否定していないだろうか。
句点を打ってきっちりと言えた時に、そこで考えが止まってしまうような気がする。
スラスラと句点を打てる話し方をした時、誰かの考えを自分がなぞっているだけかもしれない。
句点の使い方一つとっても、上手く使えていない側面がある。
句点。に気をつけないと。
こんなところで。