時間は逆戻りするのか 読みました

「するわけない」そう思っていました。


するわけありませんよね、それは空想の世界の出来事だだと思っていました。


ですが、読んだ後の僕の意見としては、「するわけない、と言い切れるほど時間というものは確かではない」という感じです。




普段生きている実感からすると、とても信じられないようなことばかりが書かれています。


そしてそれらについて、著者の高水裕一さんがとてもわかりやすく説明してくれています。


「いやいやまさか、そんなはずはないでしょ」という感じだった読み始めの時から、読み終わる時には、「時間とは、、、?」といった感じになっていました。




本書の中でも書かれていますが、量子レベルでは時間の逆戻りが「観測されています」


それ以上のことは現段階ではわかっていないらしいのですが、観測はされているらしいのです。


もう、言葉が出ませんでした、完全にファンタジーの世界ですよね。




もう一つ、ゾクっとした話をしたいと思います。


量子力学の分野について本書では触れられています。


量子力学で扱う「素粒子」の性質として、「観測者が状態を決める」というものがあるそうです。


例えば、自分がボールを誰かに投げた時。


一度投げたボールは、目を瞑ってもその誰かのところに行きます。それが当たり前です。


ただ、この量子力学の性質が言っているのは、投げたボールを自分が見ていないときは、そのボールが相手に向かって進んでいるとは限らない、ということなのです。


みているから、相手の元に進んでいく。みていないときは、どこか別の場所にボールがあるかもしれない。


これが、量子力学で扱う「素粒子」と呼ばれる、この世の物質の元となるものの性質らしいのです。


ここで、宇宙の始まり、ビックバンについて考えてみます。


宇宙の始まりの段階にも、素粒子はありました。


そこで、先ほどの「観測者が状態を決める」という素粒子の性質を当てはめてみます。


誰かが宇宙の始まりの状態を観測したから、そこで状態が確定されて、ビックバンが始まった、と考えることはできないでしょうか。


そしてその誰かとは、誰?神様、、、?


というところまで考えて、一旦ストップしました。




ここまで書いたような、自分の価値観が揺らぐようなことばかり書いているので、ぜひ読んでみてください。


以前に読んだ、「時間は存在しない」もあわせて読むと、より自分の価値観が揺らぎます。


こんなところで。