すべてのいのちが愛おしい 読みました
著者が、自分の孫に宛てた手紙、という形式で書かれた本。
宇宙の出来上がりの流れだとか、自分の体のこと、身の回りに生きている動物•昆虫のことまで、生命に関わる内容が書かれていました。
孫へ宛てた手紙、ということで、とてもわかりやすい。
読みやすい、読み進めやすいのはとても良かったですね。
宇宙の出来上がりという、はるか昔のことから、今を生きる自分の体のことまで思いを馳せると、少し不思議な感覚になりました。
自分の命が成り立っていることのすごさ。
生命は素晴らしいものだ、奇跡のようなものだ、というようなことはよく聞きますが。
この本を読み、その奇跡のようなことについて少し深掘りしてみると、どれくらい素晴らしいことか、というのを実感できる。
自分だけではなく、当たり前に、周りの生き物たちにも生態がある。
別にそれを知らなくても生きていける。けれども、生態をしると、自分の中の何かが確実に変わる。
少なくとも、その生物の行動を見た時に、なぜそういうことをしているかは分かるようになる。
その生物の意図がわかると、それを進んで無視することはできなくなる気がする。それが愛おしいということなのか。
「すべてのいのちが愛おしい」
読んでみて、すべてのいのちとまではまだいかないかもしれないけれど、読む前より確実に生命の素晴らしさが分かるようになる本でした。
こんなところで。