TOEICのリスニング問題というのは、スクリプトを読めばそれほど苦労せずに内容が理解できるレベルの英文が使われています。単語もどこかでお目にかかったようなものばかりです。
にもかかわらず、耳で聞くと何を言っているのかほとんどわかりません。その理由として考えられるのが
1.単語の発音が曖昧なため、目で見ればわかるのに聞くとわからない。
2.英文を後ろから返し読みする癖がついてしまっていて、耳に入ってきた順に意味をとることができない。
3.英文が読まれる際の音の変化に対応できていない。
ナチュラルスピード(150~160語/分)による英語では、単語1語1語を明瞭に発音する時とは全く違う発音になるようです。
英語のリスニングを難しくしているその現象を「音の7変化」として非常にわかりやすく解説しているのが、「TOEICテスト 速攻!耳トレ勉強法」(語学春秋社)です。
「音の7変化」とは、
1.音の消失 about it 「アバウトイット」→「アバウリッ」
2.音の弱化 for 「フォー」→「ファ」 have a 「ハブ ア」→「ハヴァ」
3.音の短縮 might have 「マイト ハブ」→「マイダヴ」 must have been 「マストハブビーン」→「マスタベーン」
4.音の連結(リエゾン) put it off 「プットイットオフ」→「プッディロフ」 a lot of 「ア ロットオブ」→「アロッダッ」 all of it 「オールオブイット」→「アゥヴイット」 figure out 「フィギャーアウト」→「フィギャラゥッ」
5.音の脱落 baked bread 「ベイクドゥブレッド」→「ベイッブレッ」
6.音の同化 identity 「アイデンティティ」→「アイデッニティ」 told you 「トルドユー」→「トウヂュ」
7.フラップ(弾音) water 「ウォーター」→「ウァラ」 getting 「ゲッティング」→「ゲリン」
う~ん、確かに英語らしい音に変わりますね。特に「t」の発音に重要なポイントがあるような気がします。
まずはこれらの音の変化について理解し、後はひたすら聞き込んで耳に慣らしていくことが必要です。