井伊家ゆかりの地を訪ねて | 寺社・お城巡りと野球・ラグビー・サッカー観戦録

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趣味である寺社とお城めぐりを中心に書いていきます。たまに野球やラグビーのネタも。

 18きっぷ4回目は浜松は浜松でも北に位置する井伊谷に行って来ました。



 2017年に大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台になった井伊谷。その時から気になっていた場所でした。18きっぷの行先を迷った際、「そういえば今年は彦根城が世界遺産登録を目指しているな」というのに気づき、その彦根城の主だった井伊家のルーツとなるこの地に行ってみようと思い立った次第です。

 井伊谷へ一番近い駅は、天竜浜名湖鉄道の金指駅。というわけで、新所原で乗り換えて天竜浜名湖鉄道に乗車。


 地元企業・YAMAHAとコラボしたラッピング車両でした。

 金指駅から井伊谷へは少し距離があるので、金指駅又は気賀駅でレンタサイクルを借りるのが良いですね。私は金指駅で借りることにしました。



 ご当地キャラ「出世法師直虎ちゃん」がお出迎えでした。

 観光の前にまず腹ごしらえ・・・浜松に来たからには食べておきたいグルメその1を堪能しました。



 周りが鰻重や鰻まぶしを食べている香りにそそられつつも、私は白焼き定食をチョイス。関西や関東だと高級な店でしかお目にかかることのない白焼きですが、それを定食でいただけるのが産地ならではですね👍️。恐らく今まで食べた中で一番美味しい鰻でした。

 まず最初に訪れたのは井伊谷宮。







 後醍醐天皇の皇子・宗良親王のお墓を御神体とするような感じで建てられております。

 南朝正統論を採用した明治政府の施策により、南朝に貢献のあった人物を祀る神社が建てられた、そのうちの一つだそうです。なぜこの地にお墓があるのかは諸説ありますが、井伊谷を拠点とする豪族だった井伊家に助けられ、この地で晩年を過ごしたからだと言われてます。明治に入り、その井伊家の当主である直憲公が政府に宗良親王を祀る神社を出願し、許可されてできたのが、この井伊谷宮になります。

 境内には井伊直政公を祀る井伊社もあります。


 その隣にあるのが井伊家の菩提寺である龍潭寺。





 大河ドラマ「おんな城主直虎」でも度々登場しましたね。直虎公が出家し、修行した寺でもあります。彦根にある龍潭寺は元々こちらにあったもので、井伊家が佐和山に領地を与えられた際に分寺して建てられたものです。なお井伊家が彦根藩主となって以降もこちらの龍潭寺は残り、代々の井伊家当主によって保護されました。幕末の大老として有名な井伊直弼公もこちらに来られており、実際に座られた部屋が残っております。

 龍潭寺は小堀遠州が作庭した庭園が、名勝になっております。




 龍潭寺のすぐ近くには、井伊家初代・共保公が産まれたとされる井戸があります。





 この井戸も「おんな城主直虎」では度々登場しましたね。

 少し北側に井伊谷城跡があったので、行ってみました。






 麓には井伊家の居館跡もあります。


 また、井伊家とは直接関わりがないですが、金指駅から少し東にある初山宝林寺にも行きました。



 直接関係はないと言いましたが、井伊谷三人衆の一人である近藤氏に保護されていた寺なので、間接的には関わっていると言えます。黄檗宗のお寺です。

 帰りは新所原へは戻らず、遠鉄に乗りたいというのもあって西鹿島経由で浜松に出ました。



 そして締めくくりは浜松餃子。



 五味八珍の餃子が気に入ってしまいました。ラーメンも美味しかったです👍️。

 18きっぷは残り一回分。どこに行くかは考え中です。