先日、『君たちはどう生きるか』を観賞し、
〝生きる〟について、
何度も問いかけている。

きっと、答えは一つではないし、

それぞれの人の
それぞれの色が
あるんだろうなぁ。
そう思うと、
面白いし、カラフルだなぁと思う。

色んな色がある
カラフルな世界!



そんな日に、手に取った本。
久しぶりのnana書店、
開店です♪

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「生きるぼくら」
原田マハさん/徳間文庫
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いじめから、長い間ひきこもっていた
人生(主人公の名前)24歳。
頼りの綱だった母が突然いなくなり、
マーサおばあちゃんに会いにいくことに。
両親が離婚する小6まで、
毎年夏に訪れていた
おばあちゃんの家がある蓼科へ。
こちらの本は
〝生きる〟について
多方面からまっすぐ伝えている。
都会育ちで不慣れな田舎生活。
マーサおばあちゃんのために、
奇跡の米づくりをはじめた。
【ぼくらは、みんな、生きているんだ。
生きることをやめない力を持っているんだ。】
お米づくりを通して、
〝生きる力〟を現している。
小さな一粒の種籾から
稲まで成長する過程が
まさに〝生きる力〟。
自然は
たくさん背中を見せてくれている。
私の祖父母たちも
お米を作っていた。
そんなおじいちゃんおばあちゃんの姿を
思い出した。
なんて尊く、美しいんだろう、、、
世の中には気づかないと、
その尊さ、美しさを見逃してしまうことが
きっとたくさんある。
それらを気づいて、
掬い取って
ゆっくりありがとうと伝えながら、
眺めていたい。
あぁ、おにぎりが食べたくなるし、
蓼科にも行きたくなる。笑
東山魁夷さんの絵のモデル、
(表紙の絵)
御射鹿池も見てみたいな。
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𖧷あんたはちっとも、なさけなくはなんかない。
堂々と、自分の人生を、
自分の好きなように生きなさい。
それで、いいじゃない。
𖧷子供だもの、好きなようにすればいいの。
その全部が、生きていくための栄養になって、
勉強になるのよ
𖧷ほんとうに、カッコいい。
ばあちゃんは、本物の大人だ。
「大きな人」だ。
𖧷がんばってないよ。
自然のまんま、そのまんまだけ
𖧷自然に備わっている生き物としての本能、
その力を信じること。
すなわち、生きる力、
生きることをやめない力を信じること
𖧷変わっちゃだめなわけがない。
むしろ、おれらは、
どんどん変わっていかなくちゃならないんだ