アベノミクスやオリンピック景気(実質的にはまだマインドの面だけだが、ゼネコン株などは値上り傾向にあるようだが?)に沸く日本経済。しかし、こと個人で見れば何の変化も感じられない。相変わらず貧乏人は貧乏人のままである。
昔々、「俺達に明日はない。キッシュカードに残はない」というギャグが流行ったことがあったが、まさにその心境である。
最後の砦は禁じ手のクレジットカードのみとなる。
しかし、「生憎、こちらのクレジットカードは現在ご利用いただけません。他のカードをお持ちですか?」そう言われた経験はあるだろうか?
カード会社やお店の事情でそうなることもあるが、こちらの事情でそうなる場合が多い。
そんな時に「あれ?おかしいな」「えっ!!マジ」などとアタフタしていては情けない。むしろ堂々とした態度でこう言おう。
「どうやら厄介な相手を敵に回したようだな、女将、今日の勘定は付けておいてくれ!」
今風の言い方を付け加えるならば、「女将、次に来た時は倍返しだ!!」
『ゴルゴ 13』の第 217話「ロックフォードの野望」では、カードが使えなくなったゴルゴ 13が登場する。クレジットカードもキャッシュカードも使えない。それだけではない。ゴルゴが所有する証券、債券、信託預金、貴金属、土地、屋敷、5か所の山荘、7か所のマンションの全てが凍結されていることが判明したのだ。
スイス銀行の責任者にそう告げられたゴルゴ。しかし、みじんも困った表情を見せず、こう聞く。
「本人の意志なくしてそうしたことの行われる場合として、どんなケースが考えられる?」すると銀行マンは、「何よりも信用を重んじる当行としては、本人の意志がなければ 1セントのお金も口座から移動させることはあり得ません」と模範解答を述べる。
ただし「例外があるとすれば当行の理事会か親会社が何らかの事情で強権を発動した場合が想定されます」とも言う。
どうやら今回は、そんな厄介な相手を敵に回したようだ。その相手がロックフォードであると分かる。そしてその敵対勢力である華僑のトップからロックフォード暗殺を依頼されるゴルゴ。やるかやられるか、そんなワクワクする内容だった。
それにしてもゴルゴ 13が経済的に追い込まれる場面は珍しく庶民的だ。銀行を転々と回るゴルゴの姿はまるで中小企業の経営者やお金に困った一般庶民のようで少しコミカルでもある。
銀行が使えない以上は、依頼主に頼んで仕事はすべてキャッシュで支払ってもらうことになる。華僑のトップもアタッシュケースにビッチリ詰まった 100ドル紙幣で支払っていた。
では、あなたにとって都合の悪い場面を思い浮かべてみよう。
「カードが使えない」ということ以外にも、「社長、月末の資金繰りが大変です」とか「社長、来月の仕事がありません」と社員が言う時。または、プライベートでは浮気現場を恋人や奥さんに見つかってしまって「この女は誰なの!?」と怒り震える女性達を前に堂々としていられる自分を作るのだ。
たとえば「本人の意志と関係なくそんなことになるのはどんな事情が考えられるか」などと質問するのもよいだろう。(先ず殴られることを覚悟しておいた方が良いが)
あるいは、社長の立場ならば「どうやら厄介な敵を相手にしてしまったようだ。こちらの打つ手をどうするか君たちの意見を聞こう」といった具合に。
マンガやコミック、ドラマなどにも人として手本になる態度や言葉遣いが溢れている。もちろん、浮気現場など見つかってしまうなどの困った事情を作らないのに越したことはないが。
マンガ喫茶が駄目な人ならば、たまには床屋、飲食店などでマンガなど手に取って読んで見るのも悪くないものだ。
今日この辺りでお別れしよう・・・