日本の誇れる文化・・・ | ~ ロバート・フジタの一筆コラム~

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行きつけの小料理屋や高級割烹などに行くと、自宅では決して味わえないで深い感慨が残る。






これを日本人は「おもてなし」と呼んでいる。「おもてなし」は、日本の誇れる文化だとも言えないだろうか?






お客の立場からは、行き届いたサービスは心地よいし、時には驚きや感動までもたらしてくれる。


その素晴らしさを決して否定する気などないが、サービス提供者側からすると、かなりのプレッシャーを感じるのだろうなと思ってしまう。


高度な「おもてなし」に慣れたお客に粗相なく対応するのは、一般的には、かなり大変なことではないだろうか?







場合によっては、ちょっとした落ち度を口コミサイトに投稿されたりもするかも知れない。

従って、そんな「おもてなし」という誇らしい文化の陰で、働く人には大きなストレスをもたらしているとすれば、お客にとって、それは本当に幸福なことなのだろうかと、疑問を感じてしまう。


どこまでが「適正」で、どこからが「過剰」なのか。主観に依存する部分が大きいので、その線引きはとても難しい問題なのだろう。







日経産業新聞に、「IT(情報技術)サービス大手のSCSKは残業時間を大幅に減らすなど働き方の見直しを進めている」という記事が掲載されていた。



「とかく過酷な労働環境に傾きがちなIT業界に一石を投じるような働き方の変革」を目指しているのだそうだ。記事を読むと、具体的には「残業半減プロジェクト」を進め、残業が多かった32部署のうち、16部署がほぼ半減を達成という成果を上げているとのこと。


そのために実践した取り組みの一つが「資料1/3運動」らしい。



「経営会議や社内会議、顧客向け資料などの作成を上司が部下に頼む際、目的や内容、ボリュームをしっかり伝える」ことで、ムダをなくすわけだ。

皆さんも経験があると思うが、会社の中では上司の指示が曖昧でも、部下側の「おもてなし」精神のようなものが問われ、デキるとされる社員ほど、過剰な対応をしがちではないだろうか。



その結果、部下が疲弊してしまうとすれば、とても不幸なことだ。上司の指示が曖昧なら、明確にすべく質問をするのが、部下としての務めれる社員ほど、過剰な対応をしがちではないだろうか。



とは言え、それができるかどうかは、上司の態度如何にかかっており、結局は上司の責任だとも言える。


その辺りは、指示する上司側の「おもいやり」が問われる場面だろう。そう考えると「おもてなし」は一方通行ではなく「おもいやり」と対になることが大切だと思えてくる。



「おもてなし」が日本の誇れる文化なら「おもいやり」も同様のはずだ。



ここで今日の教訓・・1つ

経営者や管理職であるあなたは、部下に一方的に「おもてなし」精神を求めていないだろうか。それを受ける側のあなたの「おもいやり」も、同時に問われているはずだ。もしかしたらあなたの「おもいやり」ない態度が結果としてカワイイ?部下達のストレスや重度の疲弊につながっているかも知れないぞ。

 

 




今日はこの辺りでお別れしよう・・・・