第35回 『四つのいのち』 | 勝手にFUKUOKA国際映画祭のブログ

勝手にFUKUOKA国際映画祭のブログ

FUKUOKA国際映画祭とは独断と偏見で
感銘を受けリスペクトしてやまない映画を表彰し
その映画の素晴らしさを兎に角広く知ってもらいたいと願う
自己欲求満足型映画Blog

FUKUOKA国際映画祭とは…

感銘を受けリスペクトしてやまない映画を

独断と偏見で表彰し、

その映画の素晴らしさを

兎に角広く知ってもらいたいと願う…

自己欲求満足型映画Blog!



第35回 「四つのいのち

2010年イタリア

監督:ミケランジェロ・フランマルティーノ

出演:ジュゼッペ・フーダ


受賞ポイント「セリフのない…魂の連鎖!」



【賞 評(ここが好き)】


今回の受賞は

イタリアの新鋭監督

ミケランジェロ・フランマルティーノ監督の

異色作『四つのいのち』


本作『四つのいのち』は

セリフが一切ない映画!



ドキュメンタリーのようでもあり…

しかし壮大なストーリーがある

映画のようでもある

異色の作品


本作は

南イタリアの山村を描いた作品だが…

出演しているのは…

実際にその村に住んでいる人々だけ!

唯一のプロの俳優が…

牧夫が飼っている犬役の

犬だけというから…

驚きだ!

一見ドキュメンタリーのようにも見えるが…

カメラを据え置きで

長まわしすることで…

ドキュメンタリーとは違う

映画の要素もしっかり出している

(この内容を長まわしで撮るというのは…

かなりの綿密な構成力が必要とされる)


芸術的でもあり…

ドキュメンタリーでもあり…

壮大なテーマもあり…


いろんな要素が楽しめる作品


監督ミケランジェロ・フランマルティーノは

本作で世界中から高い評価を得た!

本作も含め…

まだ数本しか製作していないが…

今後も注目される監督になるだろう!



人と自然の繋がり…

まさに『魂の連鎖』を

描いているような作品

『四つのいのち』


当然…長まわしが多いので…

映画初心者には

退屈かもしれないが…


素晴らしい作品なので…

是非…観てほしい!



【あらすじ】

南イタリアの山村に暮らす

山羊の群れを追う

年老いた牧夫は

ある晩…静かに息を引き取る

そして…

翌朝一匹の仔山羊が産まれる



レンタルショップ発見率

★★★★★50%

本日12月2日よりDVDが販売される

品揃えのいいレンタルショップの

新作コーナーで発見率高し!