今日5人の問題大臣を入れ替え、新たに岡田さんを副総理に任命した野田新内閣が発足しました。

昨日夜東京に入り、新内閣についての取材なども受け、この新内閣に対する感想などを聞かれました。


まず、この内閣が消費増税を骨子とした税と社会保障の一体改革推進のための組閣であることは言うまでもないでしょう。

この消費増税については、私が2年前に戦った参議院選挙において自民党の公約に盛り込まれていたのは事実です。

「やると言ったことをやらず、やらないと言ったことをやる。」ということでは正に民主党政権は国民を欺いたとしか言いようがありませんが、ここで我が自民党は何をなすべきなのかが問われてくると思います。


確かに3代にわたる民主党総理には失望することばかりであり、選任された大臣も国益を損ねる方々のオンパレードでありました。

国会で答弁を聞いたり、日ごろの活動の実態を見聞きすればするほど看過できず、多くの国会審議の時間が、大臣批判などで費やされていたのは事実であると思います。


しかし、十分な政策論争がされず、いっこうに好転しない経済状況に対して、この正月ご挨拶した企業代表者の方々や各種団体の代表の皆さんから、自民党も批判ばかりせずにしっかり政策を出すべきだとのご意見をたくさんいただきました。


震災など自然災害が相次いで発生し、依然止まらぬデフレ、円高の現状を考えると、2年前の状況とは社会情勢が違いますが、ここは自民党としても谷垣総裁にはしっかりと論争の場にはついていただき、長期的な視点で国民のための論議をしていただきたいと思います。


これだけ公約を反故にし続ける民主党政権には一日も早く解散して国民に信を問うてもらいたいと思いますが、自民党も支持をいただけるよう平成24年は信頼回復の年にしなければなりません。


それと新内閣に対して不安なのは、震災復興、沖縄基地問題、日本をとりまく諸国との外交問題など課題は多くあることです。

消費増税というワンイシューのための内閣であり、国益を今以上損ね続け、国民を今以上不幸にするものであれば、一日も早い退陣そして解散をしてもらわなければなりません。