今日は、
「発達障がい地域啓発セミナー:
『生活の断片から
生まれる
表現と可能性』」
に参加してきました。
講師は、
鞆の津ミュージアム学芸員の
津口在五(つぐちあきご)さん。
藝大を出て、
障害者支援施設で支援員として働きながら、
展覧会の制作に携わってきた方。
「アウトサイダー・アート」「アール・ブリュット」といった分野について、
実例を交えながら説明いただきました。
私がこれに参加した理由は、
「障がい者の芸術の可能性」に興味があったからなのです。
この講演を聞いて分かったのは、
自分がやっていることがアートなのかどうかといった
問い自体が無意味なのだな、ということ。
そして、津口さんの受け売りですが、
「自由の獲得や生の肯定をめざす営み」として美術があり、
美術を通して「各自の幸福追求」することが大事なのだな、
ということ。
さらに、
私の最大の関心事である、
「障がい者が、
消しゴムはんこで市場とつながって、
生活の糧を得る、自立する
」
というステップは、
私自身が今後実践の中で模索しながら
確立していくしかないのだな、
と改めて自覚したのでした。
気づきの多い一日でした。