9月より全米ツアー中の日本の女性ロックバンド「花冷え」が、10/5にロックの殿堂と呼ばれるUSAのカリフォルニア州LA、西ハリウッドに有るLIVEハウス、Whisky a Go Go で公演を行った!。
LA Whisky a Go Go 公演
Whisky a Go Goは、USAの歴史のあるLIVEハウスです。
カリフォルニア州のロックの歴史そのもので、アメリカ西海岸側のパンク、ニューウエーブ等の新進気鋭のアーティスト達が、その時代の音楽やムーブメントを創造してきた場所であり、USAのロック音楽の聖地の様な場所です。
歴史も古く、60年代はスモーキー・ロビンソン&ミラクルズがレコーディングを行ったり、70年代はドアーズを専属バンドとして抱えていて、その他にも、バーズ、ラブ、モンキーズ、ジミー・ヘンドリックス、オーティス・レディング、サム&ディブが出演常連バンドでした。
この時代、UKのバンド、キンクス、ザ・フー、レッド・ツエッペリン、ロキシーミュージック等がUSAツアーを行なう時も、ここで公演を行っていたそうです。
凄いですね。
70年代後半のニュー・ウエーブが台頭した頃は、ラモーンズ、ブロンディー、トーキングヘッズ、エルビス・コステロ、XTC、ジャム、ランナウエーズ、モトリー・クルー、ヴァン・ヘイレンなどが頻繁に演奏を行っていましたが、巨大化したロック音楽産業が商業的に失敗した時期に閉鎖されてしまいます。
しかし、80年代には再開され、ガンズ&ローゼス、メタリカなどのメタルバンドの出演が増え、LAメタルムーブメント、スラッシュメタルブームなどが起こりました。
90年代には、ニルバーナが中心となったグランジなどの、オルタナティブムーブメントがここで起こりました。
この歴史のあるLIVEハウスで、海外の音楽ファンから日本の東京発の原宿コアと呼ばれる、新ジャンルの音楽として認識されている日本のバンド「花冷え」が公演を行い、USAの若者に衝撃を与えて熱狂させているシーンを見た時は、なんか日本のロックもここまで来たかと涙が溢れて来ました。
広告代理店の推す、アイドル優先の日本の原宿文化の発信ではなく、この様な海外に衝撃を与えるバンドの方が日本文化を海外に発信できるコンテンツになると思っているのだけど、どうなのかなー?
日本のオジサンがイメージする日本の少女アイドルに、海外の人が反応するとも思えません。
この日本のバンドが海外で人気が出て注目されれば、メンバーのファッションも注目され、HARAJYUKUフアッションって何?という事で原宿発のファッションも注目されて世界規模の商売に繋がると思うのだが・・・。
日本文化発信、海外戦略ってそんなものだと思うけど、広告代理店の推すどうでも良いコンテンツやアイドルに海外の人が反応する訳が無いだろうし何やってるのだろう。
すべては日本国内の税金を基にした支援金、戦略費用などの受け皿的な利権がらみなんだろうね?。クールジャパン戦略は上手く行っています、の報告書1枚で済む世界だし・・・。
こんな構図が出来てる日本国内の利権だけで物事を考えている、文化も音楽も理解していない人達の行う海外戦略に、結果が出せるとは思ってないけど、何とかして欲しいとは思います。
話しを元に戻すけど、
NY公演の終盤時にアンコールが起こって、花冷えのメンバーが日の丸の旗を背負って登場した時は感動しました。
NY公演
私は、音楽の世界で海外に影響を与える日本人バンドとして、彼女達を応援したいと思います。