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兵庫県。
清水の交差点で道を間違えながら、私は思った。
占い師になるしかない。
私は山羊座のくせに非常識で、仕事ができない割に自身の権利の主張だけは恐れずにする、という、普通の会社ではあまり雇いたくない人材だった。
なので、普通の企業には雇ってもらえず、変な企業でおかしな仕事ばかりしてきた。
変わった仕事なので、業務内容を言うとすぐ、どこで勤めていたかわかってしまうから言わないでおくけれど…。
そこでも私は、自分が不当な扱いを受けたと感じるやいなや堂々と権利の主張をするので、きっと社長はうんざりしていたと思う。
それでまぁ、口論になって会社を辞めたわけだが、後悔はなかった。
約束を守らない会社などろくなものじゃない。
黙っていたら、見過ごされるとでも思っていたのか。
で、無職になってしまったわけだ。
空に関する変な仕事に就き、
陸地における変な仕事をして、
海に関する変な仕事にも就いた。
数々の変な仕事を経て、私が出した結論。
それが、「占い師になるしかない」だったのである。
自分でも、なにがどうなってそうなるのか、よくはわからない。
なにかに追い詰められていて、仕方がなかったのだ。
親は、娘がまた変なことを言っているな……、と思ったそうだ。
そして私は占い師になった。
そして、思った。
誰にも師事せず、顧客ゼロの状態で突然始めたのだから、
あたりまえのことだった。
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友人が言いました。
「最近わたし、石にハマってるんです」
「え、 素晴らしいですね!!」
「石関係のユーチューブいっぱい見てます」
◆
何かにハマりながら生きてきたから言えるんだけどね。
深く、果てしなく知りたい事柄について
そうだ、ユーチューブで勉強しよう!
なんて、思わないものさ。
「……ハマってる石ってのは、どういった鉱物ですか? それとも地形や地層から根本的に石を研究しようという……」
「これ見てください。綺麗でしょ?」 →→ ユーチューブ。
おう、オパール。
宝石かぁ……。
「でも、どこで採れるか教えてくれないんですよね」
これはいかん。
石の奥深さを教えてさしあげなければ……!!
「近くにも、綺麗な石ならたくさんあるんですよ」
「ホントですか!?」
「墓石です。一昔前の墓石は、今では採れない希少な国産の石が使われていたりもしますし、綺麗ですよ」
わかりやすく説明したつもりですが、
全く良さをわかっていただけませんでした。
次にお会いした時は、
別のものにハマっているように思います。
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私は、弟と一緒に、本能寺の変を研究している。
私たち姉弟の休日は、それはもう本能寺の変な休日だ。
本能寺の変を研究することほど楽しいことはないのである。
なぜって?
そりゃ……、それが私たちの趣味だから……
◆
本能寺の変を知らない日本人はいないだろう。
私の友人は「桶狭間の戦い」を「知らない」と冷たく言い放ったが、本能寺の変はさすがに知っていた。
私の友人の旦那は「豊臣秀吉」を知らないそうだが、よくそれで公務員試験を受かったなと思う。
あじゃなくて、そんな彼も、本能寺の変は知っているのだ。
有名なのだ。 本能寺の変は。
そしてこんなに有名な事件が、謎のままだった。
だからって。
だからってなぜ、私と弟が、それを調べているのだろうね?
◆
「はっっ!! しまった!!」
私は大事なことを思い出した。
「今日クリスマス・イブじゃん!!」
弟「そうだね」
「親友の誕生日だった!! あぶねぇ~」
弟「そうなんだ…」
「そういえば、歴史講座やる日決まったよ」
弟「そう」
「そん時また聞かれたわ。カルチャースクールの企画部の人に」
どうして本能寺の変を調べているんですか?
弟「ああー…」
そりゃそうだよね。
どんなときも、こんなときも、人は理由を知りたがるから。
「だけどもそれが、自分でもよくわからん。……なんでだと思う!?」
弟「……」
よく考えると。
人の行動のいちいちに、明確な理由って存在しているのだろうか。
車が好きな人は、車を好きになる何か劇的なきっかけがあるのだろうか?
「シューちゃんはなんで調べてる?」
弟(シューちゃん)「お姉さんに、光秀やってない説を思いつかれたから」
「じゃー私は、私が、思いついたからか(笑)」
▼約17年前。思いついて研究を始めたころ…
私らさ、「クレイジー」って言われたね。
「編集者さんにさ、うふふ(思い出し笑い)」
弟「うん言われた…(思い出し笑い)」
私の友達が、とある出版社で私たちのことを
「突然思いついたとかで、本能寺の変を10年以上研究してる姉弟がいるんです」
と、紹介してくれたそうで…。
そしたら、そしたら、
友人「クレイジーって言ってました。あ、“いい意味で”、です!!」
弟「…おやつ食べる?」
「いいね! 今日は※2ケーキが一年で一番マズい日だけど」
弟「だからクッキー買ってきた」
「わかってるねぇ~♪」
本能寺の変な休日は、
だいたいこんな感じで過ぎていく。
■用語の解説■
※1 出典(しゅってん)
本や文章などの内容が、どこから取られたのかを示す情報のこと。
例えば歴史の話をするときに「この情報は◯◯という史料に書かれていました」と伝えることで、出典を示していることになる。
言い換えると、出典が書かれていない文章は根拠が不明確なのだ。
占いのハウトゥー本など、出典が全くない本がほとんどだから、なげかわしい。
※2 ケーキが一年で一番マズい日
クリスマスだからということで、日本人はなぜか皆いっせいにケーキを求め、殺到する。そのためこの日のケーキ屋さんは、質より量で勝負しがちになるだろうという、これはあくまでも個人の見解。
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平日、朝9:33。
弟の携帯にLINE通知。
じぇふ 「※1撰銭令超絶出てたw」
10:16。再び通知。
じぇふ 「※2浅井氏まで出すしまつ。」
◆
私の弟は技術者をしている。
加工がどうとか、修正がどうとか、そういう感じの業務に追われ、いつもお疲れ気味である。
しかし私は、それでも伝える。
撰銭令がいっぱい出ている!!と、いうことを!!
知識を共有することで、感動が共有できるからだ。
忘れぬうちに業務連絡もしておこう。
じぇふ 「ところで※3多聞院さんとこの記述、一か所直しといたから。確認して間違いなかったらチェック外しといてちょ。それと『大日本古記録』そっちある?」
「帰ったら確認するね」
弟はそう応えた。
そして仕事に戻ったようで、夜になるまで連絡はなかった。
弟から電話がかかってきた。
「こっちに史料あったよ、お姉さん」
「おう♪ で、なんて書いてる?」
「えっとね…天正4年は…」
「ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!シオンちゃんくいこんでるくいこんでるシオンちゃん!!!!!左のおててを!!少しだけ右にズラしてーーー!!!!!!」
「で…でぇじょうぶか?(笑)」
弟の夢は、隠居して心穏やかに暮らすことだそうだ。
だが、まだまだ叶いそうにない。
■用語の説明■
※1 撰銭令
当時の通貨は中国からの輸入品を使用していたが、経済の発展と共に通貨自体が品薄となったため、たとえ質の悪い偽物であっても一定のレートで取引できるよう定めた。そんな法令。
※2 浅井氏
近江国(滋賀県)を領地とした豪族で、織田信長の妹を妻にした浅井長政が有名。
元六角氏家臣であったが独立し、信長との同盟を結ぶが後で裏切った。
※3 多聞院
大和国(奈良県)興福寺にあった多聞院の、織田信長が生きていた頃の住職、多聞院英俊を指す。
当時の奈良で起きた出来事、ゴシップ、オカルトを記した『多聞院日記』を残す。
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