親の本音 | 極上の人生を生きるためのヒント

極上の人生を生きるためのヒント

極上の人生を生きるとは、自己を修めること、夫婦を治めること、家庭を治めること、仕事を修めること、美を極め、精神的にも物質的にも豊かな人生を生きること・・・。
人生をより輝かせるためのヒントがここにあります。

皆さん、こんばんは!椎名です。

いつも読んでいただきありがとうございます。感謝します。


鳥山敏子氏曰く・・・


私は長年、「親」というものに対して大きな錯覚をいだいていた。


親というものは、わが子が自分の足で立って生きていく子どもに育てたいと願い、子どもたちの味方に立っている存在だと思いこんでいた。


本気でわが子のことを考えるなら、魂を成長させていくことや、成長期に人との関係のなかで出てくる内面的な葛藤を大事にしながら、世のなかにはいろいろな人がいるのだということを容認していく、そういうこころの広がりをもった子どもを育てていくことを大事にしているものだと思いこんでいた。


しかし、それは私の錯覚であった。


むしろ、親のほうが積極的に、自分の子どもがいわゆる高給取りになっていくこと、世間からうらやましがられるような企業に就職していけるようになることを、本音では願っていたのである。


いまの教育はおかしい、社会はおかしいと批判していた親たちの多くも、実はそのおかしいはずの社会の最先端に自分の子どもを行かせたいと願っていたのだ。


ところが現実は、わが子がそこへ行くだけの学力をもっていないというあきらめや無念さから、学校や社会を批判していたのだということも、しだいに私にはわかってきたのである。


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私たち親という存在はいかに子供に影響を与えているかということを真剣に想い出さなければなりません。


子供の人生の将来を想像しうる限り見通してみた場合、何かを伝え、教えるのは若ければ若いほど良いでしょう。


しかし、その頃には逆に親が社会的に経済的に忙しくなってしまっている・・・。


そろそろこの連鎖を断ち切っていくという強い意志が親には求められてくるでしょう。


宮沢賢治は「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである」という言葉を残しています。


賢治が先生であった頃はこの言葉を胸に子どもたちに接していたようです。


私たち親もこの賢治の言葉を意識しながら子どもに接していきたいものです。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。