高熱と止まらぬ咳で苦しんだ一週間ちょっと。
熱や咳がおとなしくなってきて、
迎えた本日の朝、
一緒に暮らしてきた祖母が
天国へ旅立った。
僕は僕で体調が悪かったので、
祖母との会話が出来てなかった。
そのまま、もう話せないと思うと、
後悔しか僕の頭にはない状態に。
お医者様に何度も『諦めて下さい』と
言われてたので、
変に麻痺していたのか、
祖母の他界を脳は受け止めていない感じ。
おしょうにんさんがお経を読み上げてる時でした、
僕がそれを受け止め出したのは。
手を合わせ、少し下を向き、
目を閉じてるはずの目から、
止むことなく涙がマスクの中に。
目を開けてみると、
目を真っ赤にした姉の顔が見えた。
その後、姉と話した内容は覚えていない。
そして、
ドタバタドタ…と今に至る。
ばあちゃんはよく、
『お前が一番わかってくれる』なんて
言っていた。
僕は『違うよ、本当にわかってくれてるのは
あなたの長男だよ!』
と思いつつ、僕は笑っていたんだ。
あなたが身体の自由をどんどん奪われていくなか、
長男である僕の父親に甘える様を見て、
僕はどこか安心した。
あなたがいなかったなら、
僕はここにはいなかった。
祖父の時と同様に
『あれすればよかった、こうすべきだった』
が多すぎて、
あなたにかける言葉が見付からない。
ただ、ただありがとう。
そして、
お疲れ様でした。