生活のリズムの整え方①
1.朝は同じ時刻(朝6~7時の間)に起こす(体内時計と地球時間の一致)
2.起きたら朝の光を浴びる(「朝」を認識・体内時計の調整)
体内時計やそこから生まれるリズムは光を浴びる毎に影響されます。昼間の光を感じると体内時計は睡眠を促すメラトニンの分泌を抑え、体を目覚めた状態にしておこうとします。
朝の光に刺激され目覚めとともにセロトニンが分泌されます。
メラトニン
情緒安定(睡眠の促進)や性のコントロール・成熟に影響します。眠りに入ってから4~5時間後に分泌され始め、明け方まで分泌されます。目に光が入ると分泌されにくくなります。
昼間にしっかりと太陽の光を浴びることにより、夜によく分泌されます。
セロトニン
脳内物質のバランスを保ち気分を落ち着かせながらも活動的にするのが役割です。(感情のコントロール)
不足・・・気分が不安定だったり、寝つき・寝起きが悪くなったりします。精神的に不安定になり、攻撃性や、衝動性が高まります。(すぐにキレる)
十分・・・脳が活性化してスッキリの状態が持続するため、前向きな気分で、気持ちも落ちついて過ごせます。
ドーパミン
ドーパミンはレム睡眠に関与し、集中力や好奇心を起こします。幼児期に活性が高く、その後低下し、20歳代前半で成人レベルとなります。
不足・・・集中力や注意力も失われ、無力感、無気力になったりします。
ADHD:注意欠陥多動性障害・・・神経伝達物質(ドーパミン、ノルエピネフリン・セロトニン等のカテコールアミン)の機能失調状態が関係
過剰・・・発話や運動をコントロールできなくなります。(チック症etc)
3.朝の儀式を行う(「朝」を認識)
トイレに行く、服を着替える、etcと順番を決め習慣化します。
4.同じ時刻に朝食を必ず摂る(共食)
朝ごはんをしっかり噛んで食べると、顔の筋肉や脳組織が刺激され、活性化されます。
脳のエネルギー源(ブドウ糖)は寝ている間でも絶えず使われているため、朝食を食べないと疲労感を感じたり、イライラしたりします。イライラすると、脳の命令により甘いものが欲しくなったり食べ過ぎたりします。
そのため朝食を食べないことが肥満、糖尿病などの生活習慣の原因にもなっています。
生活のリズムが定着する時期、母親の朝食の欠食や夜更かしが子供の生活のリズムに強い影響を与えています。
5.散歩(晴れた日に少しでよい。「昼」を認識)
昼間にしっかりと太陽の光を浴びることにより、メラニンは夜によく分泌されます。
6.同じ時刻に昼食を摂る(供食)
7.昼寝は午後3時までに、1~2時間が適当
乳幼児の睡眠時間が大人より多い理由の一つはレム睡眠が多いからです。
幼児の昼寝は、1~2時間が適当。(個人差有り)
午後3時以降の昼寝は夜の就寝時間の妨げになります。
部屋を暗くする必要はありません。
新生児・・・1日に16~18時間眠る。しかも、昼夜関係なしに乳を飲んでは眠り、目覚めては乳を飲み、また眠ります。
生後3ヶ月頃・・・昼夜のリズムがはっきりしてくるので、それまで徐々に世の中のリズムに合わせる能力を獲得していきます。そのうちに午後と午前の2回の昼寝だけになります。
2歳過ぎ・・・午前の昼寝はなくなるのが普通です。平均睡眠時間も12ヶ月頃には11~13時間だが、午後の昼寝もしなくなる6歳頃には10時間まで少なくなります。