2009年06月17日
生活のリズムの整え方②食事、おやつと、遊びと空腹感を養う
8.おやつは決められた時刻に与え、又、与えすぎない(口腔内のpH維持・夕食とのバランス)
活発に運動する子供は、3回の食事だけでは足りず、間食が必要です。
『おやつ』イコール『お菓子』ではなく、食事で足りない栄養分を補う事が重要です。
間違った与え方は、子供の大切な歯を虫歯にしてしまうばかりではなく、生活のリズムを崩し、体の健康を損ないかねません。子供にとって、『おやつ』は楽しみなものです。
おやつの摂り方について注意して、楽しいおやつの時間にしてください。
おやつの上手な摂り方
☆時間や回数を決める
1~2歳児 : 午前10時頃と午後3時頃
3~5歳児 : 午後3時頃
☆量を決めて、食べ過ぎないようにする
1日のカロリーの10%~20%くらいにする
1~2歳児 : 100~200kcal
3~5歳児 : 150~300kcal
☆ダラダラ食べないようにする
少量ずつ何回も食べたり、お菓子を袋ごと与えたりしないようにする
①虫歯になりやすい口腔内環境
1日の摂取回数の多い子供や、だらだら食いは口腔内プラークpHが下がっている状態が長くなる⇒虫歯になりやすい口腔内環境
②生活のリズムの乱れ
夕食への影響(むら食い・貯留行動の防止)
③我慢する心の発達が未熟
“お腹が空いた”と言えばすぐにおやつが手に入ったり、望みがかなわなかったら泣けば手に入ったりする生活環境では我慢する心が育たない。
☆甘味の摂りすぎに注意
食事に影響が出ないように甘いものの摂り過ぎに注意する。
清涼飲料水・炭酸飲料などの飲み物は注意する。
糖分や電解質の過剰摂取は、健康に悪影響(肥満・食欲不振)を及ぼす。
☆食べた後には、歯磨きを(水・お茶を)
9.昼間は元気な遊び、夕方からは出来るだけ静かな遊び(興奮を睡眠まで持ち越さない)
昼間の遊びを夜まで持ち越すと、興奮して、寝付きが悪くなることがあります。
子供は遊びながら周囲のものや人にかかわり、その過程で多くのことを体験し、その結果、周囲の世界や自己について学びます。遊びは子供自身にとっては楽しさや面白さを求める行動であるが、遊びによって、結果的に知らず知らずのうちに「身体能力」・「認知能力」・「社会性」などを獲得し、発達します。
遊びの種類
Personal Play:活発的に遊び自己発散する。
Projectet Play:物などに自分の意志を移し目的を持って遊ぶ。
10.同じ時刻に食事を摂る(供食)
遅い時刻の食事はお腹が張ったり、満腹感から身体が眠りのリズムに入りづらくなります。夜7時半頃までには終わらせるようにしましょう。
幼児期以降の摂食習慣で留意したい点
①テレビやビデオを消して、食事に集中できる環境を作る。
(テレビ・ゲーム・漫画・携帯メールでは脳の前頭連合野の血流の増加は観察されず、脳を積極的に育てる作用がありません。)
②椅子の高さを食卓に合わせるだけでなく、踏み台を置いて足を接地させるなど、姿勢を安定させる。
③前歯で噛み取る(咬断)習慣をつける。
④早食いを避け、ゆっくりと味わって食べる。
⑤1回の取り込み量(一口量)を少なめにする。
⑥十分に唾液が分泌されて食塊形成しやすくするために、口を閉じてよく噛む。
⑦水分を補給しないで嚥下する。(水分で食塊を流し込まない)
食卓に水・お茶・牛乳を常時置かない。
⑧うす味習慣で味覚を育てる。
⑨食域を広げるには、“食欲=空腹”を生む生活習慣(遊び・間食・飲料・就寝時刻など)を工夫する。
⑩家族一緒に食事する機会に食べる楽しさを伝える。(供食)
「おいしさ」を感じるには、味覚の他に、嗅覚・触感・温度感覚・視覚・聴覚を介しても刺激をもらします。また、明るさ・温度・湿度・周囲の音・一緒に食べる顔ぶれと言った環境も食事のおいしさに影響をおよぼします。