2009年06月19日
お子さんの生活のリズムの整え方③(6月からの連続ものです)
前月までに生活のリズムが、なぜ大切なのか?体内時計(25時間)と地球時間(24時間)のズレや不規則な食事時間で、心身にさまざまな不調を引き起こすことを説明しました。3歳まで規則正しい生活のリズムを整えておくおくことが大事です。また幼稚園や学童期に『よく遊び、よく食べ、よく眠る』習慣をつけることが心と体の発達にとって必要不可欠であります。
11.お風呂は就寝予定時刻の30分~2時間前までに入れる
夜遅くだと興奮して眠れないことがあります。
暑がりの子:1~2時間前
寒がりの子:30分~1時間前
12.入眠の儀式を行う(「夜」を認識)
「寝間着に着替える」、「歯磨き」、「絵本を読む」と順番を決め習慣化します。
条件反射で眠気が出てきます。
13.夜は同じ時刻に寝る
熟睡時、大量に成長ホルモン(HGH/ヒューマングロースホルモン:脳下垂体前葉から分泌)が分泌されます。
眠りに就いてから4~5時間分泌されます。
4~5歳頃から熟睡時に集中して分泌され(生後3ヶ月頃より分泌)、脳は神経回路の構築を支援され脳内生物時計が成熟します。
この時期の睡眠は将来の人生をも左右するほど大切です。
成長過程における睡眠リズム
新生児・・・・2/3はレム睡眠(発育途上の脳を構築・試運転・整備点検の睡眠)
2歳以降・・・ノンレム睡眠がレム睡眠を先行
5~10歳・・深いノンレム睡眠の出現(ノンレム睡眠とレム睡眠の「睡眠単位」は約90分)
↓
下垂体から成長ホルモンが大量に分泌され子供の成長に欠かせないものです。
思春期~青春期・・・深いノンレム睡眠が多いパターン(量の不足を質で補うという埋め合わせ機能)
14.添い寝をする(睡眠の不安を取り除く)
子供の情緒安定に有効です。
睡眠時、外敵から無防備であるため、本能的に不安があります。
15.夜は必要以上に電気をつけない(寝室は真っ暗にする)
明るいと昼と誤認識してしまいます。
メラトニンの分泌が不十分になります。
コルチゾール(副腎皮質ホルモンの一種)
副腎皮質刺激ホルモンACTHにより副腎皮質から分泌生体の恒常性維持、ストレスの対応に最も重要なホルモンが明け方に分泌され、「快適な目覚め」ができます。
分泌の下降時に深いノンレム睡眠が出現し書覚醒時に増加メラトニンと反対に体に光を浴びると分泌されます。
16.夏場と冬場は睡眠時間が異なるため、子供を見ながら調整
夏場は夜の時間が短くなるため睡眠時間も短くなるが、冬場は比較的長くなります。
夏場と冬場ではエネルギーの消費量も異なるため、昼寝で調整します。
早寝早起きの勧め
目標:夜9時までに眠り、朝7時までに起きる。
・体内時計の調整
セロトニンの分泌により気分が落ち着きながらも、活動的になれる。
・ホルモンの分泌
成長ホルモン・・・成長に欠かせない。(夜10時頃~3時頃まで最も多く分泌)
メラトニン・・・情緒不安定(睡眠の促進)や性のコントロール・成熟に影響。
(睡眠後4~5時間後に分泌開始)
コルチゾール・・・分泌により“快適な目覚め”が得られる。
早寝早起きの習慣は親が手本になって導く大切な生活のリズムです。