2009年06月22日
2つの睡眠パターンとおねしょ
睡眠と覚醒のリズム
レム睡眠
【Rapid Eye Movements:急速眼球運動(REM)睡眠】
脳だけはほぼ覚醒している眠りです。(身体はリラックス)
目玉が頻繁に動く急速眼球運動を伴い、夢を見る多くの場合はレム睡眠とされています。
古い睡眠で、魚類・両性類・爬虫類・に共通する睡眠です。
ノンレム睡眠
身体と脳を休めるための深い眠りです。
脳・身体ともにリラックスしている状態で、体温が下がり、呼吸や脈拍も緩やかになります。
健康な成人は、ノンレムとレムが約90分のサイクル(睡眠単位)で、最初の2サイクルの寝入りの約3時間、大切な眠り(深いノンレム睡眠:熟睡)が出現します。
哺乳類・鳥類のような恒温動物はレム睡眠だけでは体温を下げてエネルギーの調節をはかることや、発達した大脳機能を低下させることができません。そのため新しい睡眠つまりノンレム睡眠がレム睡眠の欠けている機能を補い、大脳皮質の4段階で休息させられることができます(“うとうと眠り”から“深い眠りまで”4段階に区分される)。さらに生体の諸機能―体温・呼吸・血液循環・ホルモン分泌・免疫etc―などをノンレム睡眠の深度と連動して調節できます。
レム睡眠は、大脳皮質が準覚醒状態であるため、脳への外部入力が減少しているのを好機に、脳内部で情報の再構成に利用します(脳内の整理)。ノンレム睡眠の体温低下を阻止し、体温上昇も実現できるため、朝に近づくにつれ、睡眠全体に占めるレム睡眠の割合が増え、目覚める前から体温が上がり始め、意識は覚醒レベルに近づきます。
おねしょ・アレルギー
日中に充分に身体や頭を使った子供らしい生活が行われなかったり、生活リズムの乱れがあったり、入眠時の周囲環境の騒音・明るさ・アレルギーによるかゆみ・咳・鼻閉などで入眠時の深睡眠ができないなどの状態があると、入眠直後に深い眠りに入ることが出来なくなります。
正常な状態とは違って朝方に最も深くなります。この状態では、朝方に充分な分泌があるはずの副腎皮質刺激ホルモンの分泌が行われなくなります。
その結果、過剰なアレルギー反応を抑えられなくなり、昼の充分な子供らしい活動が妨げられます。
そして、また夜に眠られなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
また、膀胱に尿がたまった朝方に眠りが深くなる(ノンレム睡眠)と、排尿がしたくても起きることが出来なくなり、夜尿をしてしまいます。