こんにちは、山本です。
全国的な空梅雨と言う事で、これから8月のお盆、9月のお彼岸に向けてのお花の状況が心配なところですが、本日やっと恵の雨が降りました。
6月は本来ジメジメと雨が多く嫌な季節です。と言いたいところですが、ここまで降らないと我らの業界としては花の成長にかかわるのでそうも言ってられません。この後もっと雨が降ってくれる事を祈ります。祈ります。祈ります。
その影響なのか、小菊の出荷が少なく価格も高騰しています、それに吊られてスプレー菊の価格も高騰している状況です。
これからの時期、小菊は大阪、奈良などの近郊から個選で出荷される商品が増えていきますが、個選産地と言ってもいろんな産地があり、その規格もそれぞれ違います。個選=個人出荷なので、極端な話、その人が「これがうちの2Lです。」と40cm小菊を出荷すれば、それだけの事なのです。
無印で出荷し、長いものから短いものまで混在しているものもたまにはあります。
もちろん、共選規格に負けないくらい、厳しい選別をしている個選産地さんもありますし、共選の中で元々やっていた個人さんが、もっと良いものを作るためにそれを抜けて個選で出荷している人もいます。
お問い合わせ頂ければ、分かる範囲でお答えいたします。よろしくお願い致します。
あと、新芽もかなり固まってきたシキミですが、徳島県の緑風園さんから出荷されている根付きシキミは中国から輸入したものを国内でリパックしている商品らしいです。品質は国産と変わりなく使って頂ける商品ですので、あしからず。
さらにさらに、これからはエダモノの出荷も増えてきますが、これがまた難しく、各地方によって同じエダモノでも呼び方が違ったり、日本国内の植物分布が違うので、関西や東海ではあまり使われない商材を関東方面では普通に流通し使われていたりしますので、エダモノに関してのお問い合わせはできるだけ詳しく、ご注意頂きご連絡ください。
例えば、関西では「ナナカマド」が東海では「ライデン」は良く例に挙げられるもので、「小ハゼ」を「ゴンスケ」とか、コバノズイナを姫リョウブなど挙げ始めれば限がないほどです。
以前、お問い合わせを頂いた時に勉強させて頂いたのは「東京南天」と言うもの。未だに見た事はありませんが、姫南天の頭に南天の実(本物を付ける場合もあるし、造花の場合もあるらしいです)を付けたものが関東では流通しているとの事。はぁ~難しい。
こんな状況ですので、十分にご注意を!
おまけの画像
スプレーバラ「ペショミニョン」 愛媛県/たんばら園アジアンローゼス
表現の難しい色目なので、2枚撮りました。
オレンジとピンクの混ざりあった色が可愛らしいミニバラです。
日を追って色の変化を楽しめる花ですね。
F.con (㈱大阪鶴見花き取引機構
山本 和義
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