前回のつづきです。
2日目ソウルから韓国の新幹線である「KTX特急」に乗り、一行は亀尾(クミ)へ!!
ソウル駅のお洒落な喫茶店にて休憩するご一行。
さすが首都ソウル!大きくて綺麗な駅です!
亀尾に着いてからは、チャーターバスで移動です。6人しか乗っていないのにこのバスは申し訳無かったです。。。
やはり亀尾はソウルとは違いかなり田舎でした。僕の実家(三重の伊勢)と似た雰囲気だったので少し親近感が沸きました。
40分ほどバスで走り、KMC農場に到着!
ここで日本に出荷されるスプレー菊が生産されていて、生産数の約80%は日本に輸出されるということです。
年間生産本数約1300万本
そのうち、高品質商品「フィモリ」が約半分だということですが、寒い時期はなかなかフィモリ率が上がらないので、安定しないんです。
さっきからフィモリ、フィモリって言うけど「フィモリ」っていったい何??
意味→フィモリは韓国の伝統音楽である「パンソリ」のClimaxを表現するリズムで、農産物でも最高品質を象徴する意味を持っています。またフィモリの軽快なリズムは、新鮮さあふれる元気な生活を追求します。
http://www.atcenter.or.jp/atcenter/main/view.jsp?c_no=002005001001
http://www.atcenter.or.jp/atcenter/main/view.jsp?c_no=001001003001
ちなみに「KMC」とは亀尾園芸公社の略らしいですが、今年中に市のバックアップをもらえる様になる(市の事業の一環になる)らしく亀尾施設公団という名前に変るとの事でした。←豆知識。
見たことありますか?赤い字が「フィモリ」のロゴです。
韓国最大の花卉農場。
昨年は、李明博(イ・ミュンバク)大統領もこの農場の視察に来ました。
さて、いよいよ農場の中を見てきます。
ちょうど、採花中でしたのでパシャリ!パートのおばちゃんが10本づつ抜いて、ベルトに乗せます。
ベルトで運ばれた、束をこの機械が自動でパッキング!10年前にオランダから導入したシステムです。
機械にかかったらもうこんな風に出てきます。一丁上がり!あとは長さを整えて。。。水に漬けます。
実は真ん中に見える白い物が量りなんです。この量りにかけて1束500g以上が「フィモリ」となります。
箱詰めの風景です。
以上の工程で韓国産のスプレー菊は生産されています。
圃場を見る限り、良い品物もたくさんありました。しかし選別にほとんど人と時間を使っていないので品質を生かしきれていないのが残念です。
今後、市と共同で運営していくことになるので、設備投資と選別に力を入れて生きたいと農場リーダーのキムさんがおっしゃっていました。
現在は価格が魅力の韓国産スプレー菊ですが、やがてマレーシア産と並ぶ高品質産地になってしまうかもしれません。(僕が見た韓国の方たちはどなたも誠実で真面目な印象だったので、本当になってしまうかもしれませんよ!)
その足掛りに有るのが「フィモリ」ブランドです。
是非、一度 スプレー菊のフィモリMIXを試してみて下さい。今までの印象が変るかもしれません!
いろいろと勉強させて頂けた韓国視察でした。
大仁の林さん
なにわ花いちば井出さん
KMCのキムさん
韓国ATセンターのシンさん
京都生花の村山さん
同じく宇津さん
本当にどうもありがとうございました。
F・CON㈱大阪鶴見花き取引機構
山本和義