先日の事です。
娘といつもの様に散歩をしていると、橋の袂ににゃんこの亡骸がありました。
まるで眠っているかの様な姿でした。
車に引かれない様にここ迄来て生命尽きたのでしょうか。
道端で出会った亡骸に気持ちを残してはいけないと昔母に言われた事がありました。
その子が成仏出来ない事や、同情した自分に憑いて来てしまう事・・・etc・・・様々な理由を聞かされました。
でも、その道は毎日毎日娘を行き来する場所です。
自分ではどうする事も出来なかったので、市の管轄に電話をしてお願いをする事にしました。
まず、一通話目。
「その道、どこの道ですか?その、道が国道なのか、県道なのか、市道なのかによって管轄が違ってくるんですよね・・・。今から言う電話番号に掛けて下さい」
と、あっさり断られました(なんで???)
「え?でも、ここって、○○ですよね?そういう事ってこちらに電話してお願いするんじゃないですか?」
と、私。
「そうなんですけれど、その道が何かによって管轄が異なるので、そちらの電話で問い合わせして下さい」
「掛けて頂けないんですか?」
「こちらではそういうのやってないんですよ。こちらからお願いは出来ないんです」
「分かりました。お忙しいところありがとうございました」
と、挨拶をしてその電話は切りました。
そして、教えられた電話番号に電話しました。
「えっと、その場所が何処なのかによって、管轄が違うんですけれど・・・」
「でも、先程、こちらに掛ける様にって○○に言われたんです」
と私。
「・・・じゃぁ・・・。本当は○○に掛けて頂くんですけれど、今回だけはこちらから電話しておきますね」
「ありがとうございます」
「で、場所は?」
そこから延々と場所の説明をして、そして電話がまた別の方に変わり、そしてまた延々とまた場所の説明をして・・・。
やっと、場所を理解して頂いて、お願いが終わりました(涙)
何で、こんなに回るんでしょう?(泣)
何で、こんなにややこしいのでしょう?(泣)
きっと、こんな風にして面倒臭いと放置してしまった方は沢山居るんだろうなぁって感じました。
今朝、その道を時には、その子は居なくなっていました。
管轄の方が何かしら処置をして下さったのだと思います。
その管轄の方も大変かもしれません。
でも、一発でこういう事に繋がってすんなり終わった事、ないです・・・。
さて、道端で、亡骸に出会ってしまい、自分では覆う物も埋める物も持っていない時にはどうしたら良いか・・・。
それは、この亡骸を人差し指と中指で井型を描いて囲みます。
(これは井桁というのですが)
そして、九字切ってあげて下さい。
そうする事で、亡骸の魂を暴れさせない事にも供養にも繋がるのです。
亡骸に見えないけれど、覆いを作ってあげる事、そして、自分も供養すると言う意味です。
亡骸を見てしまって何も思わない人は居ないと思います。
心に残ってしまう方だっていらっしゃると思います。
そんな時に、覚えておくと良い事だと思います。
・・・それにしても、もう少し、スムーズの繋がる何かがあっても良い気がします・・・。
死体を見掛けたら。