私の職業を知ると、
「私の後ろに何か見えますか?」
とか
「私のオーラってどうですか?」
って聞かれます。
更に、
「何か見えますか?」
「何か聞えますか?」
「除霊出来ますか?」
等等・・・。
それ等は日常茶飯事で、それが見えたり聞えたりすると、それは凄い事だとか、偉い事だとか勘違いされやすい事だったりします。
それに、大体、除霊しますってうたってないですし。
オーラがどうのって言っていませんし。
それはそういう専門の方の処に行って下さい。
ついでみたいに私に聞かないで下さいね
「見えます」
と言えば、
「何が見えますか?」
「何か憑いていません?」
だし、
「見えません」
と言えば、
(な~んだ、この人見えないのね、じゃぁ大した事ないんだ~)
って目が泳いじゃうし(笑)
見える見えないってそんなに大切な事でしょうか。
私はよく言うのですが、元々人間も動物と一緒で動物的直感ってヤツがあるんです。
でも、人間は進化して、進化し過ぎて、便利になり過ぎて、その能力を眠らせてしまった・・・のです。
何処に居ても誰とでも携帯で話せて、何処にでも行ける車や交通手段があって、ボタン一つで電気が付いて、蛇口をひねればお湯が出て、お腹が空けば24時間開いているお店があって・・・。
便利な世の中が私達の感覚を、五感を鈍らせてしまっているのです。
だから、本当に、ほんの少し、直感を研ぎ澄ませれば・・・ちょっと変わって来ます。
見える人は見える人なりに苦労があるのだし、それにこの世は人間だけの物ではないから、人間以外の何かが居てもおかしくないし、その人間そのものの気とか思いだってその辺り飛んでいるし・・・とそんなもんです。
だから、私にそういう質問をしてもあんまり真面目に答えません。
必要な時だけ、必要な人にだけで良いのだと思います。