お誕生日に頂いたお花が痛んで来たのでアレンジメントし直しました。
お花は根っこが無くては生きていけません。
人間の勝手で花をカットするのです。
だから、最後迄綺麗に飾ってあげるのが筋ってものです。
私は若い頃に生け花とアレンジメントを学んでいました。
社会人になったら茶道、華道は花嫁修業、女のたしなみって考え方の母親が先生を探して来ました。
勿論、社会人なので自分で月謝を支払って学びに行っていたのでいつも懐は寂しかったです(笑)
でも、若かった当時は親が勝手に習わせるんだから出してくれてもいいのに~っなんて甘い考え方をしたりもしました。
私の友人ではそんな若いうちからそんな習い事をしている子は居ませんでした。
だから、習いに行っても自分よりもずっとずっと大人のお姉様に囲まれていました。
華道も茶道も教えるこの先生はかなりの腕前で何とか部長とかしている方だったので、習い事以外にも一般常識的な事も多々教えて頂きました。
大人の世界に居たので自分も大人のつもりでいましたが、今思うと大人に沢山の事を学ばせて頂きました。
きっと子供だから許されて来た事が多々あったのではないでしょうか。
華道は足元が肝心です。
挿す箇所をしっかり決めるとスッキリと活ける事が出来ます。
そして、今を大切にするから、思い切りも大切だったりします。
後でこの蕾が咲くかもしれない・・・そう考えて切り落とさなかったりすると先生にバッサリ切られたりします。
思い切りが大切なのです。
足元が大切、思い切りが大切、今が大切・・・何だか人生に似ている気がします。
今思えば、あの頃の私は足元もフラフラしていて、自分が無かったかもしれませんし、思い切りも無かったかもしれません。
今を大切に生きていたかと言えばそれも???です。
何も分からないまま始まった茶道も華道も長く続けて行く事でいつの間にか先生の資格を採っていました。
マニアックな私はそれに飽きたらず、フラワーアレンジメントも学び始め、こちらも講師の資格も採りました。
今はそういった仕事に就いていません。
一時はそこ迄採ったのに無駄にしている???悩んだ事もありましたが、今、こうして花を最後まで楽しむ方法を知っている自分の生活に活かされているなぁって思います。
学んだ事を無駄にしないで何かしらで、何処かで活かして行ける・・・そんな人生であればいいなぁって思います。