娘と出会って一年になります。
娘が養女として私の元に来たのが去年の3月14日。
一年の記念日なのに最悪…と言いたいところですが、こんな状況の中、家族が無事で一緒に居られる事の大切さ、そして娘がこんなに大切な存在なのだと実感しています。
彼女はあの地震の時、家で独りぼっちでした。
私は仕事をしていてお客様を誘導して、それから彼女の元に行きました。
玄関が開きません。
家が曲がっていたのです。
それでも彼女の姿が見えて、硝子を割って中に入ろうか迷いましたが、混乱している彼女が硝子で傷付くかもしれないと思い、ドアを開けてもらいました。
彼女はそれからちょっと不安定で姿が見えないと不安みたいです。
私達はあれからずっと一緒に居ます。
ちょっと離れる時にはすぐに戻ると言ってすぐに戻ります。
側に居れば安心して眠りますが、近くに居ないとすぐに追い掛けて来ます。
地震の後にすぎに持ち出したアロマが役に立っていて彼女を癒しています。
震災に遭っても毎日アロママッサージをしています。
そうする事で彼女はとても安心して私の側で眠っています。
私はそんな彼女の寝顔を見ているのがこんなにこんなに幸せなのだと感じています。
余震があると、すぐに私の目を見て後をついて来ます。
お互い信頼関係が絆が強くなった気がしています。