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永遠戦争~The Changed Spirit~
次回「戦闘と策と新たな味方」
現在、YAHOO!!ブログの方で小説キャラ人気投票中
永遠戦争~End of Dream~ 始まりの章 あとがき
どうも…死にそうです。
遅れてすいませんでした。反省しています。
というわけで、始まりの章 2 と 終 です。
始まりの章が終わり、ついに「第一次魔界大戦編」です
現代編もそろそろ書き始めないとやばいね。
それでは皆様、次回もお楽しみにしていてくだされ。
次回永遠戦争~End of Dream~ 争の章~1~ 「VS第一次魔界大戦」
フィエル「もう、犠牲を増やさない…そのための力を手に入れたい」
レイス「あなただあれ?魔界の者じゃないなら敵だね」
ディアノス「我を求めるか・・・顕界の者達よ」
クランクル「私は…魔妃になる…不死鳥よ!その力を私に!」
永遠戦争~End of Dream~ 始まりの章~終~「すべての始まりの話」
「……」
「済まんな、フィエル…」
ディアノスとフィエルは大広間の向かいにある小部屋にて戦っていた―――
「…馬鹿」
「…え?」
「ディアノスの馬鹿!阿呆!間抜け!何で他のでは負けるくせに『テトリス』だったらそんなに強いのよ!!」
――ゲームにて
「済まんが、お前の能力が低いだけだ。」
「…ああ、キル…あなたは今何所に居るのよ…」
――多次元暦198年 冬――
「師匠…通らせて貰います」
「ふっ…この私が負けるとはな…行け、行って元帥を止めて見せな!」
「はいっ!」
キルレントは師匠ガンディウス・ケルドを打ち破り、フィエルを追うように上階へと上がっていった。しかし、そこにあった光景は、とても見るに耐えないものだった。
「!?…セルト!」
そこに居たのは血だらけになったセルト・プライムの一団だった。
「キルレント様…フィエル様を…よろしくお願いします…」
「待ってろ!すぐに二人とも助け出す!」
フィエルに何があったのか。上階で何が起きているのか。キルレントは一番最悪な光景を脳裏に浮かべた。しかし、そこにあったのは、それ以上の光景だったのかもしれない。そこに居たのは…
「くくくくく…あっははははは!!!完成だ!ついに私の研究の成果が現れた!」
そこに居たのは、白衣を着たレンギンスと……禍々しい服装のフィエルだった。
「フィ…エル…」
一瞬、精神が崩壊しそうになった。だが、その禍々しい服を見たキルレントはすぐに、フィエルが操られていることに気がついた。そして、もしかしたら救えるかも知れないとも、悟った。
「今、助け出してやるからな…フィエル…」
「ふん、助け出せるものか…行け!我が魔獣よ!貴様の愛した男をその手で葬り去れ!」
「…了…解」
「!?…フィエル…くっ…」
キルレントには攻撃できなかった。例え操られていたとしても、体はフィエル、自分の愛した女性――護っていこうとした女性だからだ。このときのキルには護る為の犠牲を考えることしかしていなかった。
「…済まないフィエル…婚姻届は…来世に持ち越しだ…」
キルレントは諦めようと思った。その時だった。
「なっ!?どうした我が妹よ!貴様…何故動かない!」
レンギンスの一言、その言葉で目が覚めた。そして、見据えたフィエルの目には
――涙があった。
「そうか…お前もなんだな…」
まだ、希望はある。フィエルは完全に墜ちたわけではない。キルレントはある一つの光明をそのとき見出した。
「…そうか!短時間での操術となれば、媒介があるはずだ…それが見つかれば…」
「くっ…こうなれば仕方あるまい…貴様ら二人には消えてもらうだけだ!」
レンギンスは奥の手として取っておいた。最強の魔獣「グレートドラゴン」を呼び寄せた。
このままでは、二人とも死んでしまう。そう思ったとき、すでに体が動いていた。そして、ドラゴンの爪が振り下ろされ…
――ブシュゥゥゥゥゥゥゥ…
キルレントの肩から大量の血が噴出し、当たりに撒き散られた。そして、それを見たフィエルは
「…キル…キル!!」
洗脳操術が解けた。フィエルの気持ちが勝ったのだろう。そして、一目散にキルレントへと近寄り
「ごめんね。キル…助けられなかった…」
「いいんだ。フィエル…お前さえ生きていれば…俺は…」
「キルレント…いや、キル・レンス・トール…これがあなたの本名…」
「どういうことだ…」
「死境の国『デスカノン』で、待ってて…」
「よく分からないが…いつまでも…待ってるさ」
そこでキルは死出の旅路へと向かった。
フィエルにとって一番なってはいけないことだった。そして…
「お兄様…許しはしませんよ」
「ふん、貴様が殺さないから私が殺したのだ。それ以外の罪悪などない!」
「そうですか」
フィエルの一言のあと、レンギンスの右腕が弾けとんだ。フィエルの殺気が斬撃となったようだ
「…まさか…これほどとは…」
「武装闘撃『合成獣の煌き』」
一瞬だった。フィエルの俊足の攻撃がレンギンスの身体をバラバラにした。
「馬鹿な…」
「…サヨウナラ…御義兄様」
フィエルの目には…殺意しか残っていなかったのかもしれない
◆
「あれから、お前は故郷『デスカノン』に戻って、キルの魂を取り戻して帰ってきた分けだ」
「ええ、その後彼は旅に出た。何所へ向かうかもわからない旅へ」
「そして、あの時に再会した…か」
「第一次魔界大戦…」
第一章「それは始まりの話」 完
永遠戦争~End of Dream~ 始まりの章~2~「永遠戦争の始まりの話」
「・・・!?・・・キマイラ!」
空から飛んできたのはキマイラ・・・「合成獣」だ。
「久しぶり~、今までどこにいたのさ。私を心配させて~」
フィエルはキマイラとの再会に胸を弾ませ、一人と一匹でじゃれあい始めた。
「そういえば、あの時は君も、一緒に戦ったよね・・・」
そう、それは、クレスト内戦のころの話―――
――多次元暦198年 冬
「「「レンギンス・シャットを討ち滅ぼせ!」」」
その高い声はクレストの本部を囲んでいた。クレスト本部の外にはキルレント率いる軍勢が本部を取り囲んでいたのだ。
「フィエル!この戦いで終わりにするぞ!この悲劇を!惨劇を!」
「・・・大きな声を出さなくてもいい・・・大丈夫・・・二人とも死にはしない・・・絶対にやらせない・・・私が・・・あなたを守ってあげるから」
「言ってくれる…全軍突撃!目標のレンギンス・シャットを誅滅せよ!」
「「「おー!」」」
「お兄様…今…行きます」
キルレント率いる反乱軍は雄たけびを上げ、本部塔内部へと侵入していく、先陣を務めていたのはセルト・プライム――フィエル専属の白魔導師だ。どうやら、彼女は自分から志願したらしい、その心意気をキルレントは大事にしようと先陣として向かわせたのだ。
「セルト…死なないで…」
フィエルはセルトを心配していた。しかし、キルレントはそのとき、声をかけることはできなかった。
「フィエル、行くぞ。みんなの心を無駄にしないために…」
「…はい…キルレント…いえ、キル」
「…?」
そのときのフィエルの言葉に違和感を覚えた。今までキルレントで通してきたのに、何故今頃になって略して「キル」と言ったのかが…
「…キマイラ、SET GO!」
フィエルの一言で後方から合成獣が現れキルレントとフィエルを乗せて走っていく。本部内はかなりの量の敵兵が倒れていることから味方が優勢だということが伺える。
「残念だが…貴様らはここで止まってもらおう」
いきなりの斬撃でキマイラが重症を負った。そして斬撃の来たほうに居たのは…
「…ガンディウス師匠」
「キルレント、やはりこうなったか…」
「フィエル、セルトと合流しろ、セルトが危険だ」
「キルは?」
「師匠を倒す!」
キルレントは剣を振りかざし、ガンディウスへと切っ先を向けた。
「悲しいな…弟子に裏切られるとは…」
「今の元帥のやり方には共感できません。例え誰が立ち塞がろうと抜けさせて貰います」
「それでこそ、我が弟子だ。」
ガンディウスも身の程の倍はある大剣を振りかざす。フィエルはその間に負傷したキマイラと共に先に向かって行った。
「いざ…」
「勝負!」
ガンディウスとキル、「クレスト」の上位を争う実力者達の戦いが始まった。
永遠戦争第8話 永遠戦争過去編始まりの章1 あとがき
遅れて済みませんでした!!!
と、言うわけで二話同時公開です。
7月中に出したかった・・・
ちなみに結構今まで忙しかったのが原因かな?
夏休み号としてでも扱ってください。
過去編はこれから始まりですが、現代編はやっと最初の戦いが終わりました~
トゥルノアとリアナの戦闘が早い? ・・・・仕様です
それでは、挨拶も手早く進めて次回予告です!
永遠戦争現代編~The chenged spirit~ 第9話「戦いの舞台は・・・」
ミリアント「ついに・・・戦争が始まる・・・」
永遠戦争過去編~End of Dream~ 始まりの章2「永遠戦争の始まりの話」
レンギンス「さあ、クレスト内戦の始まりだ!!」
永遠戦争~End of Dream~ 始まりの章~1~「それは遠い昔の始まりの話」
「ディアノス、それ何?」
「ああ、昔のアルバムだ。懐かしいよな・・・」
「そうでもないよ」
ディアノスが見つけたのは一冊のアルバムだった。そこにはシャット家の写真が収められている。その写真は時代すべてを写しているようにも思えた。
「そういえば・・・お前はお父様とはどうやって結婚したんだ?」
「ん?それは・・・」
――――多次元暦198年 とある次元世界
「・・・キルレント・・・敵・・・」
「んあ?・・・ああそうか・・・もう来たか・・・」
戦闘部隊「クレスト」フィエルとその夫となるキルレント(後のキル)はそこに籍を置いていた。
「行くぞフィエル!早く帰って飯にするぞ!」
「・・・分かった」
二人はいつも戦場では隣同士である。フィエルの魔物によるサポートとキルの魔法と剣撃での攻撃は「クレストの双塔」というには相応しいものだった。
「流石だなあの二人は。俺の指揮もあの二人にかかれば無意味になるのが玉にキズだが・・・」
クレストの本部の最上階、天空に届くほどの領域から二人の様子を見ているのは、レンギンス・シャット、フィエルの兄である。
「ふん、陣形を崩す部隊など、戦闘の邪魔になるだけだ・・・元帥殿の妹でなければ私が消しているところだがな・・・」
奥のソファに座っているのはガンディウス・ケルド、「クレストの六亡星」の一人である。クレストの幹部とも言われている人の一人だ。
――グギャァァァァァ!
遠くからレンギンスの元に断末魔のような声が上がる。おそらく目標としている魔物を倒したのだろう。その後すぐにフィエルとキルレントが本部の近くに現れた
「・・・流石よ」
何が面白いのかレンギンスは不適な笑みを見せている。それに応じてガンディウスも笑うが、こちらは何か不服そうだった。
―― 一週間後
「フィエル!大丈夫か!」
「・・・うん・・・大丈夫」
フィエルは病に陥っていた。もとから魔物の元で育てられていたフィエルには病気に罹ったことがないのだが、フィエルが起こした病気は精神的なもののようだ。
「・・・そうか・・・なら、いいが」
「少し安静にさせておきましょう。何が精神的にダメにさせているのかが分かるまでは」
フィエルの看護をしているのは同じ部隊に所属しているセルト・プライム、新米の白魔導師である。
「・・・一体何が」
「キルレント、妹の調子はどうだ」
「フィエルの兄上!それが・・・原因不明のストレスで・・・」
「そうか・・・フィエルの看病よろしく頼むぞ・・・くくく・・・はははははは!」
「何がおかしいんですか!!別の場所で育てられたとしても、あなたの妹じゃないか!それを笑いものにするなんて・・・あなたは何か狂ってる!」
「狂ってるか・・・そうでもしなければ指揮官を勤められないよ・・・俺にはな・・・」
レンギンスとキルレント、この二人の不仲は東洋の国から伝わった「犬猿の仲」ということわざの代名詞として呼ばれるに相応しいものだった。しかし、フィエルはこれをよしとはしていないらしい
「フィエル・・・どうしてお前はあんな奴を兄だと言えるんだ・・・あれはただの狂気の塊じゃないか・・・」
キルレントはこのときからすでに、クレストを潰そうと、そしてフィエルを幸せにしようと行動を開始していた。
「もう少しだ・・・もう少しで我が妹が・・・くくく・・・くはははははは!」
レンギンスもまた・・・何かの計画の進行を喜んでいた・・・