峠で少し酔ったとは、言いにくい私。
喉が渇いたし、ご飯食べてないからお腹が空いた
ので、水が飲みたいと誤魔化した。
湧き水は出てるが、少し山に入らないといけないから
もう少しで、食べ物屋があるから急ごう!という流れに。
・・・・・・
時間稼ぎに、ドライビングの指導を私が習ったとおりに
ゆっくりと伝えてみる。
もうすこし、シートが前だし、リクライニングも2ノッチ程
起してください。 ハンドルを回すときに、送り手は押して
もうひとつの手は、引くイメージで回してみてください。
ブレーキは、万が一のときに、もう数センチは入り込む
筈だから、足は届いていますか?
と、念入りに、時間を掛けて説明。
いこか?
スピードメータをチラ見すれば、10km/h程スピードが
上がっている。 ポディションを変えただけで、運転が
格闘しているみたいだ!と、興奮が高まったことが横で
理解出来る。
キーキキッ。 タイヤのスキール音が派手に鳴ったので
クールダウンを促す。
これ以上は危険です。 これ以上は、LSDを入れてください!
と熱望する。
走りながら、じゃ~入れようか?
うん!この一言で、吐かずに済みました。
15分くらいで、ワインディングを抜け、うどん屋の旗が
見えました。 すかさず、クルマから出てしまう私。
自動販売機横のベンチに駆け込み、深呼吸し、呼吸を整える。
ドリンクを一口。
吐かずに済んだぁ・・・・・
帰路は、私がハンドルを支配します。