必要なのか、迷った。


最後の挨拶というか、別れというか。
そういう意味では、あった方がいいのかな。


残された者がバタバタする中でもやっておかなければならない事など、伝えたい事も一応はある。
自宅での首吊りのつもりなので、ヘタに事件性を疑われて、それが長引いてもいけない。


しかし作ってみると、難しい。


内容がどうも、ドラマチックになってしまう。
泣かせようとしているわけではないが、一応永遠の別れの挨拶なので、大層なものになってしまう。


理由と、直後にすべき事と、謝罪…それと感謝。


これを簡潔に表現すれば良いのだが…。
謝罪や感謝のくだりでどうしても…作っている私ですら涙が出てくる様な内容になってしまう。


それどころか気をぬくと、私に罵声を浴びせた方々に対する皮肉めいた文章まで入ってしまう。
理由などは、ヘタに加えようとしない方がいいのかもしれない。


私の遺書で、トラウマが加速する様なことがあってはならない。
そりゃ多少は、間接的にでも私に罵声を浴びせた方々なんかトラウマになっちゃえ!的な気持ちも…。


いかんいかん…。
潔くせねば。


やはりこれは実行前に再度確認をした方がいいな。
その時になれば、本当に伝えたい事だけ、必要なものだけに絞られてくるのだろう。


今は未完成のままに、しておこう。


そもそも、本当に伝えたい事など、突き詰めればそれほどない。
最低限に、しておけば良い。


こんな私に寄り添ってくれる、小さな愛犬。
この子にはどのみち、何も伝えてあげられないのだから。


謝罪も感謝も、お別れも…。