この時期になると必ず思い出す。
X'masソングなどまだそんなに流行らなかった頃…民営化も間もないJR西日本にコワモテ顔の先輩がいた。誠実謙虚そのものだった。
小さな子供たちと、まだ新婚生活を送っていた九州熊本から、不本意に単身赴任で家族と離ればなれに…。
無理やり異動させられたのはJR東海。
一年にたったの一回しか家族に会えなかった。
いつものX'masの愛する家族に合うためには、当時は夜行列車を乗り継ぎ、23時59分を超え…日付が変わっていたという。
そんな多忙なある日、畑違いのCM広報担当に抜擢されるも、専属の広告代理店の年下の生意気な礼儀知らずの担当者(…本人曰く)から、
「CM原稿締切りだ。とっとと早く出せ!田舎もんが」と罵られたそうだ。
アイデアが浮かばず悩んでいたその先輩は、俺は家族のために、今日だけは0時前には帰らないとならねぇんだ…X'masの時だけさ…所詮…シンデレラには…なれネエけどさ…ガハハハ💨豪快な笑いの人だった。
でも心はきっと…空しさに泣いていたに違いない。
締切り日迫るCM担当者に投げやり的に、いつも聞いていた「レコードB面」の曲を、うっせーナ…めんどクセぇからこれでも使え」と…足元にわざと投げてやったという。
数日後、その生意気な担当者が先輩にいつもと無い敬語で電話してきた…
「CMは出来た。ストーリーは精一杯作った。全部…アナタのために」と。
ワケ分からず、デモテープも見ず…ゴールデンタイムに流れたCMを見て、すこぶるコワモテ顔の先輩の目には…大粒の涙がこぼれたそうだ。
知ってる人もいるはず。
山下達郎のクリスマスイブ🎵
別名🌺🎶シンデレラエクスプレス。
空前の大ヒットCMは私の先輩の実話から生まれ、今も語り継がれている。
海外ではワムのラストクリスマス、稲垣潤一のクリスマスキャロルの頃には…昭和世代も平成育ちも、多くの人に感動を与える曲は必ずある。そのバックには演奏家の方々が必ずいる。
🎵雨は夜更け過ぎに…雪へと変わるだろう…
きっと身近に感じるはずだ✨
愛する家族のために…愛する人のために…人は支えあって生きている。
もう一度、不便だったあの頃に立ち返り、大事な人に何かを伝えてみてはどうだろうか。
それは何も恋する人だけでなくてもいい。
お母さん、お父さん、兄弟、姉妹、友人でも、先輩、後輩、師匠や教え子、隣人、飼い犬や猫たち、ひょっとしたら…今では遠い世界に旅立った親や我が子に向けてでもいい…大切な人にクリスマスを機会に自らの言葉で伝えてみよう。いつもありがとう…そして…ごめんなさい、と。
何かが伝わるはずだ…きっと。
ジングルベルを鳴らすのは、自分自身だ。
その謙虚で真っ直ぐな心の輝きを、いつまでも大切に✨
…Merry Xmas🎅
このCM撮影は深夜の名古屋駅。
当時の駅改札口に立つ一人がその人だ。
出演女優も若き時代の頃のまま。
純粋に…何かを感じてくれたならいい。
命を大切に。
いつも頑張ってる人を北の大地から応援しています。
Deer hunting論 Chapter 1.~4.
⬆️自分と同じNPO団体で有害鳥獣駆除の社会活動事業に参加している女性メンバーのハンター作成のブログが下です。興味ある方はどうぞ。