The process of getting tickets!!! | 蝦夷猿たちの棲家

蝦夷猿たちの棲家

英国での大学院生としての生活を綴った「蝦夷猿の英国留学記」の第2部として、この「蝦夷猿たちの棲家」をはじめています。

まったく性格も趣味も仕事も違う高校時代の友人たちが、描く日常です。

ここ、イングランドでは、蹴球をサッカーとはいいません。

あくまでも、フットボールです。

よく、イギリス人はアメリカ英語を嫌うといいますが、僕の経験では、そんなにみんな気にしていないような気がします。

フットボールという単語を除いて・・・・。

彼らは、フットボール発祥の地であること、そして、それを命名したことを誇りに感じていますからね。


あ、ただ僕の以前のフラットメートであるオーストラリア人はアメリカンイントネーションを小馬鹿にしていました!


さて、今日はフットボールのチケットを手に入れるまでの道のりを紹介します。


僕のクリスマスの予定はというと・・・・、なんと日本から友人が来てくれます。


もちろん男ですけどね!


リアル「29歳のクリスマス」です!

でも、山口知子と松下由樹のかわりはいませんけどね・・・。

っとこんな話を言っても、同年代の方にしかわからないですね。


で、せっかく日本から友人がきてくれるし、友人たっての希望であることから、僕らは12月の末に行われるアーセナルの試合を見に行く計画を立てました。

ちょっと高いですが、まったく私生活でお金を使わない僕ですから、勉強ばかりしている自分にご褒美ということで!


しかし、ここで問題!!


アーセナルはイングランドのフットボール・リーグ(通称:プレミアリーグ)の中でも名門中の名門、そしてプレミアリーグきっての人気クラブです。

通常、フットボールのチケットはクラブのホームページあるいは、プレミアリーグのホームページにいけば購入できるのですが、人気チームの場合は限りなく、それが難しい。

特に、アーセナルの試合のチケットを買うには、まずホームページから会員登録を済ませて、チケットの予約をしなければなりません。

しかも、会員は会員歴の長さやチケットの購入履歴から、上から、ゴールド、シルバー、レッドの順でランク付けされ、年末やクリスマス時期のチケットや強豪同士の対決となる試合のチケットはシルバー会員でさえ、入手が難しいそうです。


で、方法は4つ。


1.アーセナルのホームページからチケットを購入できる奇跡を待つ。

2.イングランドのチケットショップで買う。

3.旅行代理店に注文する。

4.当日、スタジアム前のダフ屋にかける。


1.は、50‐80ポンドぐらいと安いですが、まあ無理でしょう。


2.は、100‐150ポンドぐらいとまあまあの値段ですが、基本的に英語で電話しなくてはいけなく、しかもその対応が不親切と評判です。

しかも、これも人気チケットがあるかどうかは不確実。

そしてあったとしても通常より高い可能性がある。

しかも、これまたブリティッシュ・クオリティーで、チケットが届かずに、後で返金してもらったという話もたまに耳にします。


3.は180-250ポンドぐらいと高いですが、もし両行代理店が用意していれば、確実です。


4.ダフ屋は交渉次第ですが、人気の試合にはかなりふっかけてくるそうです。

しかも、僕らは完全に見た目がアジア人!!!よけいに、ふっかけてきそうです。

またダフ屋から買ったチケットが偽物だったという話もチラホラ・・・。危険ですね。


ということで、2か3がBest wayです。


まず、僕がしたことは、日本の有名旅行代理店などのサイトのチェック!

しかし、これが高い・・・・・。

250-300ポンドでした。

日本円に換算すると、(3万5千から4万5千)

ひとつのサイトは、予約受付前までは210ポンドだったのに、予約受付開始になると、260ポンドに・・・


ダフ屋か、お前らは!!!



で、次に僕がしたのが、イングランドのチケットショップを調べることです。

そして、150ポンドの値段で,2枚以上のチケットを持っている店を見つけたので、電話してみてました。


プルル・・・・

ガチャ


相手:「こんにちわ!何をお探しで?」


僕:「年末のアーセナルのチケットがほしいのですが・・・。」


相手:「▲■↓↑×・・・・」


やっべ、うわさどおり早い・・・・。


僕:「すいませんが、ゆっくり話してくれますか?」





ガッチャ・・・・


プー・・・・プ・プ・・・・



マジでか!!!!!



今まで、数々の不当な扱いを受けてきましたが、これは初めての体験!!


客が品物を欲しいと言っているのに、注文の途中に店員がボイコット・・・。



ありえない・・・・。


完全に、落ち込みました。

そして、チケットを買うことをあきらめかけました。



で、日本のサイトで買うか、あきらめるか、どうするか迷っていた時のことです。


ふと、僕の頭に、アイデアが!!!


日本の旅行代理店だから、ふっかけるんだよ!


他の国の旅行代理店で英語ホームページを持っている所ならどうだ


っと!!!


で、探してみるとありましたよ!!!!!


スペインだと思われる旅行代理店が!イタリアかもしれませんが・・・・。


しかも、ゴール裏ではなく、試合全体が見渡せる席(ロングサイド席)が200ポンド弱(日本円で3万弱)!!!


ただ、チケットはのこり3枚!


僕はもう考える暇もなく、必要情報を入力しました。


そして、僕の個人情報やクレジットカードの番号を入れて、購入ボタンを押すと、




画面が切り替わり、




「an○▲be■↓e↑el」の表示が・・・。







スペイン語で確認されてもわかりません。




ちょっと、これには、さすがにまいりました。


もう、いちお購入ボタンを押してますからね。


後戻りはできません。


しょうがなく、僕はその旅行代理店にメールでチケットの購入を確認するために、英語でメールしました。



その2日後にメールで、返信がありました。





もちろんスペイン語で!





スペイン人ったら、自由すぎ♪





あまりの自由さに怒れませんでした。

というか、まったく内容がわからない・・・。

僕の名前や住所をみたら、すくなくともスペイン人ではないと判断できそうですが・・・・。


しょうがなく、もう一度、僕の状況などを伝え、英語でメールしました。


すると、2日後にまた返信が・・・・、



「あなたは、もうすでにチケットを購入するボタンを押したので、残念ですがキャンセルはできません。」



いえ、まったくキャンセルするつもりはないのですが・・・。

ただ、確認したいだけなのですが・・・・。


というか、英語サイトを持ってるんだから、もう少し英語できる人を、担当にしたらどうなんでしょうか?この会社?!



でも、これは購入できたということですよね!!!


そう信じます!!!

実際、クレジットカードの引き落としもされていましたし!


あとの問題は、スペイン人のテキトーさと、先進国の中で有数の評判の悪さを持つイングランドの郵便システムが、チケット配達に過ちを起こさないことです。



いや、でも実際チケット買うと、テンションあがりますね!!!


楽しみ!!!



これからイングランドに旅行する方へ


今日のチケット代はあくまで、人気チームのしかも休日×クリスマスホリデーの試合です。

チームを選ばず、平日の試合であれば50ポンドで、おつりがくることもめずらしくありません。


しかし、人気ゲームのフットボールのチケットはなかなか入手困難です。

日本の旅行代理店は確実ですが、高いです。

でも、欧州の旅行代理店は日本のよりは2,3割やすいかもしれません。

チケットは宿泊先のホテルに届けてくれるみたいなので、挑戦してみるのもいいかもしれません。




いつも、こんなくだらないブログを読んでもらって感謝です。



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