私は(というより私の家の皆、父方も母方も)年齢よりかなり若く見られる(と思う)。
美容部員やお洋服売り場のスタッフの方は、もちろんお世辞を言っている面もあるだろう。
けれど、母はとても七十代半ばには見えないし、父ももう少しで米寿には見えない。
妹も子どもを産んでいないからかもしれないが、年齢不詳である。
私も職場で子どもの年齢を言うと
「若いときの子ですか?」
「若くして産んだんですね」
と言われたりする。
「そうでもないですよ」
と軽く答えることにしているが、「若くして産んだ」どころか、息子など高齢出産の範疇である。
若く見られることが果たしていいことなのかどうかは分からないが、とりあえず事実として若く見えるらしい。
おそらく、顔立ちが童顔であることと姿勢がよいことが関係していると私自身は思っている。
従兄など、法事で顔を合わせると母や妹や私も見て
「それにしても全然老けないね。〇〇家の七不思議だよなあ」
と言う。顔を合わせる機会が慶事でなく仏事というところが若くはない証拠ではなるのだが。
そう、本当に若くはないのだ。
なんと言っても数年前には眉毛に白髪を見つけたくらいだ。
髪の毛に白いものが混じり始めていたのは、かなり前からだったし、別にどうでもよいのだが、眉毛に白髪を見つけた時には驚いた。
眉毛でさえ驚きなのだが、今朝なんと鼻の中にまで見つけてしまった。
きゃあ!
やだ、ショック……
こんなところにも白髪があるなんて。
さすがに写真は載せられない。
ううううう。
悲しい。