NHKから届いた封筒に入っていたのは「放送受信料金返金先指定書」というものだった。
添え状があるのが何だかとてもNHKらしい。
放送受信料金返金先指定書には付箋二枚が貼ってあった。
一枚は「受信契約者」の欄の「お名前」欄に、もう一枚は同じく「受信契約者」の欄の「ご住所」欄に。
「お名前」欄のものには「元夫の名前を書くように」との指示、「ご住所」欄には「最後に一緒に住んでいた部屋の住所を書くように」という指示があった。
要するに、子どもたちと三人で住み始めてからの分を返金してくれるということなのだろうか?
そうすると、いったいその後どこに移動していることになっているのだろうか?
それとも、実は契約は離婚前に住んでいた住所のままだったのに、NHK側が「転居している」と間違えたのだろうか?
(いやまさかね。きちんとデータ管理されているなら、そんなミスはありえないよね?)
とにかく返金されるのは間違いなさそうだ。
それにしてもいったいいくら返ってくるのだろう?
添え状にもなんの情報もない。
一般的に考えれば
「◯年◯月分〜◯年◯月分が重複しておりました。したがって◯円を返金いたします」
くらい知らせてくれてもよさそうなものなのだが。
ううむ。
疑問だらけである。
そして全てにおいて真相は「藪の中」である。
少々気にならないでもない。
いや、かなり気になる。
でも、まあ返金されるならいいかな。
振り込まれるまでは安心はできないけれど。