約束の日の約束の時間。
電話が掛かってきた。今度は男性だ。
ふれあいセンターではなく「NHK東京中央オフィスの」と名乗った。
確認のやり取りの後
「先日のお客さまのお申し出の住所では、どこも契約の確認が取れませんでした。他に何か心当たりは?」
と言う。
えええええ?
そんな馬鹿な!
いったいどういうことなの?
そう思いつつも
「そうなのですか。けれど、そうなると、もう思いつく住所はないのですが」
と伝えると
「さようでございますか。ただ、おっしゃっていた〇〇町のご住所(結婚生活最後のマンションの住所)に履歴はございました」
と言う。
「え?履歴が分かるんですか?先日の方は『分からない』とおっしゃっていましたけれど」
「はあ。調べることは可能なのでございます」
何とも人を喰った発言である。
「ではそこから、何回住所が移っているとかそれくらいは教えていただけませんか?」
と尋ねてみたが
「それはお答えしかねます」
だそうだ。
なぜ?
「それじゃあ、このまま支払うことになるんですか?」
と聞くと
「いえ、大丈夫です。お申出のカードの請求はお止めできます」
というのでお願いする。
ついでに返金はできるのか聞いてみた。
担当だという方
「このままでは返金はいたしかねます。元夫さまが確かにもう一つ同じ名義で契約をしていて、そちらを確かにお支払いしているという証明が必要なのです。逆に元夫さまがそのままこちらの契約もお使いということは考えられませんか?」
と言う。
どうしてこのまま返金してくれないの?
明らかに私が二重に払っているのに。