本日四月六日は「城の日」だそうだ。

 ということで、行ったことのあるお城のランキングを。

 百名城だの続百名城だのには興味がないので、行ったことがあるのは現存天守(丸岡城は除く)と目的地の近くにありかつ興味を持ったお城である。基本的に好きなところは複数回訪れていて、一度しか行っていないお城の方が少ない。

 

 さて、ランキングの仕方だが、何を基準にするかでかなり変わる。

 縄張り全てなのか、天守の見た目なのか、はたまた内部なのか、復元かどうかなどに関係なく単純な見た目なのか。

 

 今回は外から眺めたときの石垣を含めた天守の美しさでランキングしてみた。

 と言っても本当に本当に本当に迷うのだけれど。

 

 ということで「推し天守ランキング」

 写真は全て訪れたときに撮ったもの。青空の方が美しいのだろうけれど、こればかりはどうにもならなかった。

 

 1位 丸亀城(香川県丸亀市・現存天守)

 お城自体も天守も小さいのだけれど、重なり合った高石垣の上にちょんと乗った可愛らしい天守はとても美しい。

 四段重ねの石垣はここだけだ。その上様々な時代の石垣が残っていて面白い。

 同じく現存の大手門も素敵。

 

 2位 松江城(島根県松江市・現存天守)

 掘の向こうに見える天守の美しさったらない。

 小さいけれど内部も楽しい。ものすごく実戦仕様なのだ。なんと地下に井戸まである。

 

 3位 姫路城(兵庫県姫路市・現存天守)

 「日本のお城」というと皆が思い描くだろうお城。壮麗で美しい。

 天守ではなく天守群で、四つの天守が重なり合っていて、どこから見ても素敵。

 改修で塗り直された天守は眩いばかりに真っ白に輝いている。

 

 

 

 4位 松本城(長野県松本市・現存天守)

 山を背景に水堀の向かうに見える天守は清々しい美しさだ。

 見る角度で雰囲気が変わるのも面白い。

 急な階段と薄暗い雰囲気で内部は秘密基地のようで、とてもわくわくする。

 

 5位 彦根城(滋賀県彦根市・現存天守)

 ひこにゃんで有名になったお城だ。

 アシンメトリーなのと破風が凝っているのが楽しい。

 

 

 5位 宇和島城(愛媛県宇和島市・現存天守)

 戦闘仕様の松江城や松本城と違って平和なお城。狭間もなければ石落しもない。

 何だか可愛いお城。

 

 5位 備中松山城(岡山県高梁市・現存天守)

 山の上にあるお城。山を登っていくと、タイムスリップしたような雰囲気がある。

 息子と行ったときには猫の城主、さんじゅーろーちゃん(谷三十郎からの命名らしい・谷三十郎って絶対弱かったよねえ・私はあまり好きな隊士ではないなあ)が可愛かった。猫なのに抱っこもできるし撫でることもできるの。

 

 

 5位 犬山城(愛知県犬山市・現存天守)

 お城に興味を持ったきっかけ。幼稚園の頃に初めて行って以来、十回以上訪れているお城。

 伯母に「木造で建てられたときのままの建物だから、鉄筋コンクリートの名古屋城と違って面白いでしょう」と言われた。

 幼い私には階段の一段一段が本当に高く急で面白かったのを憶えている。

 

 ※人が多過ぎて無人の写真が撮れなかった。

天守の上とは言え、見知らぬ人が写っているのは…と消したら微妙な写真になってしまった。

 

 5位 高知城(高知県高知市・現存天守)

 天守だけでなくなんと本丸御殿も現存なのだ。大手門も現存で素敵。

 

 5位 松山城(愛媛県松山市・現存天守)

 天守もさることながら、たくさんの建造物があってお城全体が迷路みたいで楽しい。

 

 5位 弘前城(青森県弘前市・現存天守)」

 ここの天守の面白さは本丸側から見たときと内堀側から見たときが全然違うこと。

 全体はすごく広い。

 お城から見える山が本当に美しかった。

 

 5位があり過ぎて、何がランキングだという感じになってしまったが、現存天守はやはり外せないのだ。

 「天守の美しさ」でランキングをしたから小さな天守が上位に来たが、全体の面白さだったりするとまた違うランキングになる。

 

 現存ではないけれど、会津若松城や小田原城、今治城も美しい。

 二条城や江戸城や五稜郭もね。

 大阪城も全体としては楽しいし、長浜城や岐阜城や金沢城も面白かった。

 名古屋城は微妙だけれど、復元された本丸御殿は本当に素晴らしかった。

 

 お城好きの私、ランキングすること自体が無謀だったのかも。