新しく書いた請求権目録、差押債権目録、訂正申立て書、私の戸籍の附票をまとめて封をした。

 宛先は「東京地方裁判所第21部債権受付係」である。

 

 郵便局から特定記録郵便で出した。

 郵送料はたったの370円だ。追加書類を郵送するだけなのだから、特別な送り方でなくて当然なのだけれど。

 宛先のものものしさと、370円の軽さがちょっと可笑しい。

 

 明日には担当書記官に届く。

 不備がなければ審査に入る。

 認められれば申立てが成立だ。

 いよいよ裁判所から差押命令が出される。

 

 ひと段落といえばそうなのだが、懸念もある。

 送り先は元夫と差し押さえる第三者機関である勤務先。

 この第三者機関が曲者である。今回の場合、本人がCEOである会社なのだから。

 

 取り立ては自分でやるものではあるけれど、相手は勤務先である。だから普通なら、強制執行を掛ける相手と直接交渉する必要はない。だが私の場合はそうもいくまい。

 

 さてさてどうなるのだろう…