2015年に見た映画52本、ランキングにしました。 | 冷やしえいがゾンビ

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めっきりノータッチですが、メインは映画に関する垂れ流し。

イージーチルことヨシダジョージが2015年に見た劇場公開映画について振り返りまーす!

今年に入って、映画館で見た映画はトータルで52作品でした。

2014年のランキング(link)はレンタルで見た作品もランキングに含めましたが、今年は映画館で見たものだけに限定してみようと思います。

それでは一気に行きますよー。作品タイトルをクリックすると、各作品に対して書いたレビューエントリが開きます。書いていないものもあります…

1. ベテラン
2. マッド・マックス 怒りのデス・ロード
3. 名もなき塀の中の王
4. セッション
5. グリーン・インフェルノ
6. イミテーションゲーム エニグマと天才数学者の秘密
7. エール!
8. KANO1931 海の向こうの甲子園
9. 最後まで行く
10. 海にかかる霧
11. ジャッジ 裁かれる判事
12. アントマン

13. クリード チャンプを継ぐ男
14. 恋人たち
15. 神の一手
16. コードネームU.N.C.L.E.
17. 進撃の巨人 前篇 ATTACK ON TITAN
18. プリデスティネーション
19. ジョン・ウィック
20. ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
21. 野火
22. ストレイト・アウタ・コンプトン
23. 私の少女
24. ナイトクローラー
25. ジュラシック・ワールド
26. ラン・オールナイト
27. 博士と彼女のセオリー

28. シェフ 三ツ星フードトラック始めました
29. スペシャルID 特殊身分
30. キングスマン
31. 激戦ハートオブファイト
32. 群盗
33. ビッグアイズ
34. ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲
35. エベレスト3D
36. ヴィジット
37. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
38. ガールズ&パンツァー劇場版
39. フォックスキャッチャー
40. バードマンあるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡
41. チャッピー

46. ワイルド・スピード/SKY MISSION

48. ジョーカー・ゲーム
49. 007/スペクター
50. 進撃の巨人 後篇 END OF THE WORLD
51. ホーンズ 容疑者と告白の角
52. 奪還者

トップに輝いたのは韓国映画『ベテラン』です!2年連続で韓国映画が1位になっちゃった。偏向偏向☆ スカッと爽快な刑事アクション。主人公は魅力的で人間味にあふれていて、仲間たちは個性豊かで面白い。悪役はとことんイヤなやつで、打倒した瞬間にカタルシスMAX!

しかしそういう設定だけじゃなくて、オープニングからクライマックスまで、徹底的に丁寧に盛り込まれた熱いドラマ性と的確に張られた伏線の数々と派手で綿密なアクションをバランス良く配置。リュ・スンワンの映画作家としての覚醒っぷりに脱帽しました。まだ公開中なので是非チェックしてください。

2位は『マッド・マックス/怒りのデス・ロード』。この作品は「当然1位でしょ」「あえて外すか」というレベルの歴史的な傑作だし4回も見に行ったんで文句なしです。ものすごくシンプルなストーリーに巨大な世界観と膨大なアクションのアイディアをやけくそ気味に載せきったモンスター映画。その中に人間ドラマと成長をしっかり練りこんである奇跡のような作品。

3位は『名もなき塀の中の王』。低予算ながら、刑務所の中だけで物語の全てを語りきる大胆さと、そこで描かれる主人公の成長譚は私のドツボにハマりまくりで泣きまくり。会話というアクションがかきたてるスリルと感動。言葉を信用できないがゆえに暴走する孤独な魂。上映規模がとても小さかったので見逃してる方多いと思いますが、ソフト化の際は是非チェックしてください。

4位『セッション』。これも低予算ですね。一流ジャズドラマーを目指す主人公が鬼教師からの罵倒と体罰を浴びせられ続ける映画。「才能」という概念に対する回答を映画というリズムの中に凝縮しきった脚本には圧倒されるばかり。ラストシーンからエンディングの流れ(およそ10分)に関しては映画史に残るといっても過言ではありません。『ダークナイト』を連想したのは自分だけではないみたいです。

5位『グリーン・インフェルノ』。悪趣味の極みとも言うべき「食人族」映画。色んなキャラが食人族に食べられていきます! しかしそんなエクストリームな描写の隙間に、丁寧で完璧とも言うべき伏線回収の技巧が盛り込まれています。面白くするための努力と熱意がビンビン感じられる素晴らしい脚本。なおかつ社会風刺性にも満ちている、大人こそ楽しむべき娯楽作。

6位『イミテーション・ゲーム』。ノンフィクションもの。ナチスドイツ軍が誇った暗号機エニグマのシステムを打ち破るべくイギリスの数学者アラン・チューリングが世界初のコンピューターを作ろうと奮闘する話。地味なあらすじからは想像できないくらいドラマチックだし、キャラも立ってるし、カタルシスある。それを3本の時間軸で描いていくシナリオには感服しました。

7位『エール!』はフランス映画。父も母も弟も耳が聞こえない、健常者のポーラが歌の才能に目覚めて自己を確立していく青春映画であり、コメディであり…フランス映画らしい感動がたっぷり詰まった素晴らしい作品。今年は親子の関係性を描いた映画に泣かされまくった。レビューは書いてないけど、あまりにも感動したため、とあるアイドルさんに前売り券をプレゼントしたほどハマりました。

8位『KANO1931』は台湾のノンフィクション映画。1931年に台湾代表として高校野球甲子園大会に出場し、快進撃を見せた実在の高校球児たちを描いた感動作!中盤からラストまでずっと泣きっぱなしだったのは、野球というスポーツの喜びと素朴な台湾球児たちの成長が見事に描かれた作品だったからです。台湾人俳優(素人)の日本語演技と野球シーンの熱演は感動間違いなし!

9位『最後まで行く』。韓国発のスリラー。兎にも角にもストーリー展開が面白すぎる。映画としての空気が転換していく感じも素晴らしい。伏線の使い方もめちゃめちゃ上手くて痛快! ものすごい事が起きた後でのオチがこれまたビックリ。逆にビックリ。とにかく良い意味での驚きに満ちた素晴らしく面白い映画!

10位『海にかかる霧』。韓国-中国間の海で起きた密入国者の死亡事故を描いたサスペンススリラー。中盤のある展開に「えっ!?」と思うこと間違いなし。ストーリーがどこに辿り着くかが気になるのも確かなんですが、イヤな事が起きそうな予感を喚起する技術が凄い(グリーンインフェルノにも通ずる部分)。流石はポン・ジュノ脚本。ヒロインのハン・イェリのブスカワ感が最高。

11位『ジャッジ 裁かれる判事』。ロバートダウニーJr. akaアイアンマンが、殺人容疑で逮捕された父親を弁護する法廷サスペンス。都会人が故郷に戻って人生を見つめなおす系の映画ではあるんですけど、父親との関係性だけじゃなく色んな側面から自分自身と向き合い、成長していくボリュームたっぷりの物語には圧倒されました。

12位『アントマン』。マーベルシネマティックユニバースの一環で新たに立ち上がった新キャラ。アリ男。伏線使いの達人エドガー・ライトが書いた脚本だけあって面白くならないわけがない。縮小と拡大を繰り返すアントマンの特性もアクション的にすごく面白いし、ダメおやじが再起しようとするストーリー展開も熱くて笑えて最高です!

というわけで以上12本が、自分の中で「文句なし!!」「☆5」な作品でした。ランキングの文字の大きさが、自分が決めた「☆の数」を表していてます。

13位から27位までは「かなり好き!」「☆4」の作品。

28位から41位は「まあまあだけど欠点が目立つ」「☆3」。

42~47位は「好きになれない」「☆2」。

48~52位は「なんじゃこれ? ふざけんな!」「☆1」となります。

52本という数字は、「週に1本のペースで見たいな」という年始の目標を達成したという意味で納得しています。来年はもっと見たいな!

この後実家に帰省するので移動中に部門別に受賞者を発表しようかなと考えてまーす。以上!