ドラマ天国と地獄おわってしまった〜ロスじゃ〜〜 | くぅちゃんへ

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毎週楽しみにしていたドラマ「天国と地獄」が終わってしまった〜〜

さみしー

悲しい〜〜

ロスだ〜〜

 

これは猪突猛進な女刑事さんとサイコパスな殺人犯?が入れ替わっちゃったっていうお話。

もう、この段階でパスっていう大人が出るとは思う。

要は合理的な説明とか気にしたら絶対面白くないってやつな。

アニメ慣れしている人はスッと入れるけど、ドラマは社会派、みたいな人は一話目で脱落するかと。

 

あ、毎度のごとく、さらっとネタバレしてるから犯人しらないわ〜、とか今から見るー、って人は読まないでね

 

 

このドラマの人物造形ってわりとテンプレでね、非常にわかりやすい。だからこそ個々の役者さんの技量で魅力的にもどうにでもなるドラマだ。

そう、制作側が人物を作り込んでいないからこその役者さんの実力の見せ所みたいな典型。

 

いやまぁ、ほんっと、このドラマが成功したのは役者さんのおかげだと思う。

 

あ〜、石投げられる覚悟で正直なこと、言っていいッスか?

 

えっと、脚本はこれまで数々の大ヒットをとばした実力のある方ということで、脚本が素晴らしいのだというお声も多数おみかけするんだが…

なんか一話目の人物説明のためのエピソードとか展開とか、ちょーーっと、というよりものっすごく引っかかりが多いっつーか、最近のドラマにありがちだなー、みたいな引っ掛かり。

 

いや、だってね、正義感強くて思い込んだら後先周り考えず猪突猛進する熱血正義漢って性格の望月彩子ちゃんを最初に描いているわけなんだが…

 

なんか、おかしくね?

綾瀬はるかが演っているから皆、ウンウンって観てるだけだと思うよ?

サイコな二人って銘打っているから普通の人間からするとズレているっていう部分を描きたかったんだろうけど、コレ、綾瀬はるかじゃなかったら一話目からアウトじゃないかい?

エピソードや展開の酷さが役者さんに助けられただけな、夜のドラマあるあるっつーかな。

 

これは一話目ラスト、入れ替わった時の綾瀬はるか

美人さんだよねv

 

つまりだな、彩子ちゃんのぶっ飛んだ型破り刑事像を描くためのエピソードが「???」なんだってば。

彩子ちゃん、逮捕したリーマンを絶対に解放しなかった。

周囲がこれは犯人じゃないよ、と確信して釈放しようとしてもガンとして聞き入れず拘束した。

そのリーマン、億単位の商談に行く途中だったとか。

彩子ちゃんが拘束を続けたから結局その商談はダメになった、その失敗を思い出せって周囲に注意されるシーンな。

彩子ちゃんと周囲のやりとりによって「彩子ちゃんは融通がきかないけど正義感で突っ走る熱い女刑事」像を印象づけようとしたんだろうが…

 

いや、ソレ、違くね?

 

制作側は「望月彩子とはどんな事情や状況であろうと(たとえ相手が億単位の商談抱えていても)正義を貫くためには妥協しない熱血な性格」をわかりやすくアピールしたつもりだよね?

今回はその性格が仇になったけど、本来正義を貫くためには周囲がドン引いても負けない強い心を持っている、のアピールしたかったんだよね。

 

ないわ〜

 

脚本の中だけのエピソードだとしても、そのリーマンは人生台無しになったかもしれないのだ。

彩子ちゃんの正義感のせいでもしかしたら会社にいられなくなったかもしれない。

しかも理由が警察に容疑者として拘束だから、そのリーマンは社会的に抹殺されたも同然。

だいたい、任意なのにどうしてこう強制力が凄いのかな。

たかがセリフのエピソードと言う人もいるかもしれないが、だけどな、言葉にした段階で出てこなくてもそこには一人の人生があるわけだ。

なにが薄ら寒いって、人の人生を狂わせたにも関わらず、登場人物達全員、微塵もそんなことに思いが及ぶ様子がない。

特に主人公、己の行動の後について全然想像力が働かない。

あの時はしょーがなかったって仏頂面させる演出?

嫌な奴じゃん。

そんな主人公に共感とか出来る?

 

脚本としては「数億の商談」っていうインパクトで人物の猪突猛進さをアピールしたかったんだろうけど、それって物凄く稚拙なやり方じゃね?

さらっと流してたけどね、なんか、大人向けの夜のドラマってこういうの、多くない?

それとも、夜のドラマの視聴者って読解力舐められてるのかな。

どーせ視聴者、バカだから刺激だけ与えれば視聴率稼げる的な?

 

人物を表現するためのエピソードが凄く安易だし倫理観の欠片もないケースが多すぎな気がする。

言っちゃなんだが、正義感が重要視される特撮じゃ絶対さらっと流さないからね?

特撮の主人公達はこういうことやらかしたらものっすごく悩むからね?

同じ脚本家でも古沢良太とかだったら絶対こんなエピソードで性格の印象づけを狙わない。

やらかした猪突猛進な主人公の中に忸怩たる思いや迷いを表現していったと思う。

っつか、古沢良太だったらこんな安易なエピソードで人物造形はしない。

 
では何故こんな稚拙なエピソードであるにも関わらずさらっといったのか。
 
綾瀬はるかの魅力、この一言に尽きるよね。
 
「望月彩子」の上昇志向の強さを表す演出もなぁ、よく刑事モノ、ストロベリーナイトとかでも班同士の競争とか縄張り争いとか手柄争いとか出てくるけど、それにしてもあの一話目の演出なぁ、綾瀬はるかが主人公演ってなかったらスゲー嫌な女だよ?
役者の力でなんとかなってるだけだよ?

 

とりま相関図である

 

正直、脚本と演出はクズだと思う。

あちこちに散らばる「え?」みたいな登場人物達のクズな引っかかりや不自然さ、いやね、クズな人間がクズな行動を取るならいいけど、わかりやすい人物造形を目指すあまりにみんなおかしいって。

 

それと視聴者をミスリードするための大仰な演出な。

これは秋元某が視聴率とるためだけに大風呂敷広げて、回収もせず最終回はテキトーにすませた田中圭主演の某ドラマあたりから顕著だと思うんだが、伏線じゃなく単に視聴者に勘違いさせるためだけの演出が最近、多すぎ!

途中の視聴率さえとれれば作品としての出来は全く考えないっていうの、制作側もきちんとした作り手いるだろうから、きっと忸怩たる思いでいるんだろうなぁ。

結局は視聴者が悪いんだけどね。

ほれ、太平洋戦争時の「日本が勝った勝った」って政権に迎合した新聞社達だって、読者が「勝った」って書かないと買わないからそうなっただけで、結局大衆があの全体主義を作り出してしまったんだよな。

 

そしてここに、脚本と演出がクズだなと思いつつハマった奴がいる。

 

オレだよ!

 

もうね、綾瀬はるかと高橋一生、そして脇を固める役者の方々の力量がすごかっただよ。

すげー人達だよ、特に綾瀬はるかと高橋一生がすごすぎだよ!!

入れ替わりで仕草や表情まで変えてくる二人がほんっとに凄かった!

 

他の出演者の方々もアクが強かったりわざとオーバーアクションだったり、キャラ立てが凄い。

端々に違和感を感じる脚本と大仰なミスリードを狙った演出のおかげで、役者さん達の持ち味が炸裂してかえって生き生きと魅力的になったっていう皮肉。

 

今回、とてもネチこくて悪役に徹していた北村一輝、でもここまで徹底的にやる人も必要だよねっていう、本人なりに信念もってる刑事さん役

ネチこくて悪どーいお顔がとても素晴らしかった。

この役者さん、ホント好きだわーv

 

北村一輝が徹底してヤな奴で、しかもメッチャ有能なもんだからドラマが面白くなったんだよね。毎週ガンガン二人を追い詰めていたからテレビの前ではきっと「彩子ちゃん(綾瀬はるか)をいじめるなー、日高(高橋一生)いじめるなー、って声があがっていたはず。

 

そして基本自分大事で使命感なんか持ってないゆとり刑事な八巻君、彩子ちゃんの入れ替わりに気づいてなんだかんだで協力者になっちゃう。

アタフタしたりドジしたり呑気だったり、溝端淳平くんがよい味だしていた

 

最初はサイコパスにみえたけど実際は凄く真っ当で優しい人だった日高さんを演じる高橋一生には皆がハート撃ち抜かれた

入れ替わる前の演技と入れ替わった後の演技の差な!

中身が彩子ちゃんな日高、高橋一生の可愛らしさよ。

几帳面できっちり片付けられた日高の部屋を中身彩子ちゃんな日高が散らかしていっちゃうあたりも可愛い

シャワーやトイレのシーンでも笑いをとっていたけど、高橋一生って筋肉質でいい体してんなー、と思ったのは私だけではあるまい

 

中身日高君な彩子ちゃんもがさつさがナリをひそめてメッチャクチャ色っぽいうえ綺麗。

綾瀬はるかがそのあたりをきっちり演じ分けていたね。

化粧っ気なかった彩子ちゃんが中身日高になった途端、メイクに凝りだすとか。

日高君、相変わらず研究者気質である。

 

入れ替わった彩子ちゃんが日高の体で接する彼の家族はとても真っ当でよい家族だった。

当然だ。本当の日高君はとても優しい良い人なのだ。

だけど、まだシリアルキラーだと思っている彩子ちゃんは「???」となっちゃう

 

お兄ちゃん大好きで可愛い妹と気骨があるおおらかな義理のお父さん(お母さん再婚なんで)

 

日高を心から慕っている部下達の姿にも彩子ちゃん、戸惑う。

ホントに日高ってサイコパスなの?って疑問が浮かんで当然な展開。

観ているこっちもまだ日高が殺人犯だって思ってるからあれれ、ってなる展開。

だって、最初のシーンで猟奇殺人現場に日高君がいたからね、みんな彼が犯人だと思ってるし。

 

そして出てくる疑惑の人。

彩子ちゃんの同居人かつ恋人昇格を願っている陸君の師匠が怪しさ全開で浮上してくるのがドラマの後半だ。

ま、結局真犯人だったんだけどさ

離婚した時、裕福な父方に引き取られた日高君の双子の兄。

なのに父親は事業が傾いた上、人に騙されて破産する。

その後の過酷な人生はなぁ。

実際にこんな過酷な人生送っている人もいるわけで、社会的に成功した双子の弟、日高への屈折した思いを表現した演技は秀逸である

 

社会的弱者であるこの人が最後にあげた抗議の声、殺人って手段は許されないけど、その心情に共感出来る人は多いと思う

弟日高への愛情と恨み、自分を虐げた社会の強者への憎悪、余命いくばくもないと知らされた絶望、師匠と慕ってくる陸への親愛、そしてプライド、複雑な心情を表現する演技は素晴らしかった。

 

兄だと名乗らず交流が生まれた日高から奄美旅行に誘われて凄く嬉しくて、でも母親の出身地へ行くと知った認知症の父親が大暴れして階段から落ちて死んじゃう。

その時の絶望した表情な。

 

次のシーン、一瞬だけど部屋の中のビリビリに破られた飛行機のチケットとパンフレットが大写しされる。何があったか一目瞭然、切ねぇ…

説明されなくても兄ちゃんがどんな暮らしをしてどんな思いを抱えてきたかよくわかる。

だから、主人公が絡まない辺りの演出はきちんとしてるんだよ。

本来、能力のあるスタッフ達なのに上からの要求でおかしな方向に行ってしまうんだろうか。

 

陸役の柄本祐もうまいねー。

一見、ヒモなんだけど、同居してて家賃も光熱費も食費も払わないけど、ちゃんと家事はするし便利屋の仕事もやってるし、なにより自分は彩子ちゃんを幸せにするためにいるんだっていう愛情深い男だ。

つまり、ほんとイイ男なわけよ。

彩子ちゃん、ニブいから自分が日高に惹かれてるって自覚してないんだけど、それを察知して嫉妬しちゃってる姿も素晴らしかったですね

ホントは事件解決のため、随所で大活躍な陸なんだけど、けして自己主張しないし「違うよ?」とサラリと流す陸はホント、カッコいい。

旦那にしたいタイプだよね。

この役者さんだからこそ飄々としたイイ男になったんだと思う。

 

おエライさんの管理官、実は北村一樹演じる河原刑事の後輩さんだったとラストあたりでわかるんだが、なにかと気配りの人。

でもね、何が気配りでこの人物がどう作用したのかってのはまーーーーったく描かれてない。

すごく唐突に設定でてくるし煙たがってるのか手助けしたいのか全くわかんないしおそらく小説とかだったら「はい?」みたいなキャラ。

お前、何しにここにおるん?みたいな?

でもね、野間口徹って役者の存在感だけでそれを乗り切っている。

芸達者な役者さんだから、冷静に考えると「あれ?」みたいな展開になっていても野間口徹さんの力量だけできっちり存在を視聴者を納得させてるってあたりは凄い。

このドラマ、役者の力量だけで乗り切ってるんだなっていう一例だな

野間口徹といえばもうね、勇者ヨシヒコのゴードンとしか出てこないんだけどさ。

ゴードン、よかったよねゴードン

素晴らしかったよゴードン

勇者ヨシヒコで野間口徹のゴードンを堪能していただきたい

 

この鑑識さんもよかったね

口調はRe:ゼロのロズワール(子安武人)みたいな喋り方する人

鑑識さんが喋る度に「ロズワール〜」と心の中で呼んでいた。

この人、プライド高いヲタ気質の鑑識さんだけど、真実や正義よりも根底の所が正しければ色々目をつぶることも出来るって役柄

相棒の右京さんとは真逆の人だね

なんか、結構殺伐とした刑事さん達の中で妙に癒やしだったな、この人って。

 

とにかく、全員アクが強いキャラばかり。

その人達が上手くドラマを盛り上げている。

 

なにより主演の二人が素敵だったわけよ。

入れ替わった望月彩子ちゃんは今までのガサツさがどこかにいっちゃって綺麗で色っぽい。

何事も好奇心旺盛な日高君、彩子ちゃんの体で化粧を楽しむだけでなく、陸と女の体を試しているあたりはなかなかな学者肌?

 

そして綺麗好きなもんだから、散らかり放題だった彩子ちゃんのデスクが整理整頓されている。

 

これは入れ替わり状態での壁ドン

 

彩子ちゃんの体で表向きは日高に入った彩子ちゃんを脅しているようにみえて、実際のところ、必死で彩子ちゃんを守り始めちゃった。

いい人だね、日高君。

悪ぶってるけど実は、な典型?

 

でも、北村一輝の捜査の手が伸びてきて状況が凄くヤバくなってきた。

このままじゃ彩子ちゃんが中身のまま、日高が逮捕される。

なので再びの入れ替わりに挑戦する彩子ちゃんの体の日高君なんだが…

 

ま、成功するんですけどね、入れ替わり。

まぁ、そのあたりの設定がすっげーアバウト。

アニメだったらもっとアレコレ入れ替わりの理論や要因を出してきて、それを満たして再度入れ替わりってやるんだけど、大人向け九時台ドラマってこんなもんか。

っつか、これでもオケになっちゃうあたりが大人向けドラマなんだなぁ。

常々、ゴールデンタイムの大人向けドラマって深夜アニメや漫画じゃ考えられないほどアバウトでお手軽だなと思っていたんだが、ドラマ視聴者ってそういうの、気にならないの?

 

高橋一生と綾瀬はるかじゃなかったら多分、石投げてる展開だよね。

テレビ壊れるから投げないけどさ。

 

さて、このドラマが楽しいのはひとえに綾瀬はるかと高橋一生のおかげなのだが、この入れ替わった日高の体の彩子ちゃんを演じる高橋一生がそらもう可愛らしいというか、一話目に出てきた望月彩子ってこんな可愛い女じゃないよね?と言いたくなるほど可愛い。

凄い役者さんだと思う。

男性だった時の日高の表情と彩子ちゃんの時の表情、全く違う。

 

そして日高が入った彩子ちゃん、何故こうも色っぽい!

 

オシャレ楽しんでる感満載な日高、自分じゃない人間になったら結構開放感いっぱいに楽しんでるって風。

綾瀬はるかがだから綺麗なんだってば。

昔より綺麗になってきた女優さんの一人だよね!

 

そして最終話、彩子ちゃんを守るために全ての罪をかぶろうとする日高君、お前、ほんっと彩子ちゃんのこと、好きなんだなっ!

途中から皆、彩子ちゃんと日高、くっついちゃえよーって言い出したのは無理もない。

 

彩子ちゃんも日高のことになると一生懸命になっちゃう。

真犯人の兄ちゃん、殴りつけ激昂し涙を流す。

陸はそこで心底思い知らされるわけよ。

あぁ、彩子ちゃんって日高のこと、好きなんだなと。

辛いね、陸〜〜

 

頑として自分がやったという日高に向かって、ここでアンタが罪をかぶって私が知らないふりをしたらそれはもう私じゃなくなる、私の正義を貫かせてと叫ぶ彩子ちゃんはとても漢だ。

 

対する日高君のヒロイン感!

 

 

追い詰められて心の中はぐっちゃぐちゃで、でも表情はずっと変えないわけよ。

ただ蒼白になっていくけど、表情はかわらない。

でも、その硬直した顔から日高君の心の中の嵐がちゃんと見えてくる。

そして最後にポロリ、と零れ落ちる涙。

 

全世界が鼻血を噴いた!

 

いや〜、さすがっすね。

下手くそな役者だったらここで表情筋を動かすだろうけど、この人、微動だにしないのよ。

なのに観てるこっちにはその心がダイレクトに伝わってくる。

トドメの涙な!

今後、アンタのことは姫と呼びたい。

彩子ちゃんが惚れるわけだわ。

おまっ、何その可愛さ、アタシがいてやんなきゃっ、て思うよねぇ。

 

服役中の丸坊主も可愛かったな。

実刑判決三年、でもこの穏やかなお顔。

刑務所で苛められてなきゃいいけど。

いや、この穏やかなお顔をみるに、苛められてはいないと信じる。

 

このドラマ、彩子ちゃん、よく走ったな。

全力疾走の綾瀬はるか、凄い。

 

事件後、警察学校の教師になった彩子ちゃん。

案外肌にあっていると独白。

 

そして二年後、出所したはずなのに日高からは連絡はこない。

イリイリ待っているのがよーくわかる。

そこへある日一本の電話が。

ダッシュする彩子ちゃん。

ほら〜、認めなよ。

日高くんのこと、好きなんでしょ?

 

でもねー、そんなに大好き同士なのに再会しても「お久しぶりです」なんだな。

おーくーてー!

お互い奥手!

 

入れ替わりはきっとどこまでも間違っていく息子を気遣った亡き母の意志だったんじゃないかというお話をする二人。

ドラマ半ばくらいでお母さんの出身地でこの丸い石はお守りなんだっていう話が伏線?だったわけだ。

で、奥手な二人、入れ替わったのがあなたでよかった、と控えめな愛情表現をしてまたさよならをしようとする。

ふっと光る石。

するとまた入れ替わっちゃってた。

うちの息子には彩子ちゃんしかいないって思ったママが、そのまま別れていこうとする二人に焦って「お前ら、くっつくまで入れ替わってなさーい」的な感じですね。

 

ま、これだけ人気が出たから柳の下のどじょうを何匹かつかまえようっていう制作側の都合ってもろわかりではあるんだけど。

これ、絶対2期作る気だよね。

ウェルカムですよ。

日高君と彩子ちゃんがくっついてくれるなら大人の事情だろうがなんだろうがウェルカム。

けして質のいいドラマではないけれど、なんだよコレ、っていうドラマが多いからもうね、これだけ楽しませてくれたのだから2期、ホントにウェルカム。

 

役者の力量でこれだけ見せてもらえるならもう何の文句も言わないよ!

 

事件解決の後、彩子ちゃんのもとを去る決意をした陸が彩子ちゃん、抱きしめて、「ナッツ買うなら駅の向こうのスーパーじゃないとダメだよ?こっち側は高いんだからね」って言うシーンも切なかったですな。

陸らしいというか、彩子ちゃんの心が日高にあるって知った陸、辛いね。

彩子ちゃんを守るために自分は存在するって宣言してたのに、嫉妬で重要な証拠を渡さなかった自分が許せなかったんだろうね。

結局、鹿児島県警に提出して日高の窮地を救ったわけなんだけど、最後まで自分がその証拠をみつけたって言わずにしらばっくれたもんね。

このあたりのキュン、とさせる手腕はさすがだなとおもた。

こういう辺りが「実力派人気脚本家」ってことなのかな。

にしても柄本祐、いい役者さんだなぁ。

 

高橋一生ファンの中には、こんな極めていない演技を観たかったわけじゃないって声もあるらしいけど、それは役者さんに失礼じゃないかい?

高橋一生って役者はドラマの役によって色を変えてくるタイプだし、日高君の複雑な心情や女性になった時の演技は素晴らしかったと思うよ?

 

最初にうわー、すげー役者だな、って惚れたのがこの軍師官兵衛の時だった

 

若いねー。

家臣団の中の一人だったんだけど、真面目で堅実な忠臣だったんだけど、ものっすごい味があったんだよね。

それで名前を覚えたんだった。

 

家臣団の皆さんだ。

大河ドラマ、観たり観なかったりなんだけど、軍師官兵衛はハマったドラマだった。

岡田准一がカッコよかったよねーv

この人のザ・ファブル2も観なければ。

 

その後の音楽家のドラマでブレイクしたそうなんだけど、そのドラマは観なかったなぁ。

男女四人の恋愛模様とかあんま興味ないからか。

 
とにかくだ。
高橋一生と綾瀬はるかの力量でがっつり魅せてくれたドラマだった。
日曜夜の楽しみがなくなって辛〜
ロスだよね天国と地獄ロス
天地創造デザイン部もおじさまと猫も最終回むかえるし、呪術もいったん終わるし、怪物事変、続いてくれる?それとも2期とかになる?
来期のいいアニメとかドラマあったら教えてくれ〜〜