【ピース オブ ケイク】
女性たちの熱い支持を集めるジョージ朝倉の人気漫画を実写映画化。
個性派俳優としても活躍する、田口トモロヲがメガホンを取った。
恋愛に依存し、流されるままに男性と付き合ってしまうダメ女の主人公に多部未華子。
彼女と恋人との間で揺れ動く年上の男性を、綾野剛が演じる。
【あらすじ】
一人きりよりはいいという安易な理由で男性と付き合ってきた梅宮志乃 (多部未華子) は、アルバイト仲間との浮気が発覚しDV体質の恋人からフラれ、バイト先から去ることに。
状況を変えるべく引っ越した先で出会った隣に住む人は、新しい職場の店長・菅原京志郎 (綾野剛) だった。京志郎に強く惹かれる志乃だったが、彼には一緒に住んでいる恋人がいて……。
『ピース オブ ケイク』 という、恋愛ジャンルの邦画を見た。
私は映画好きではあるが、比較的見るのに選ばないのが 「恋愛もの」 である。
なぜかというと、私は普段スピリチュアル (かどうか怪しい) メッセージを文章で語っているが、一番文章化しにくい (というか理屈っぽく表現すると陳腐になってしまう) のが、この恋愛という分野だからである。私にとっては、広い意味での 「愛」 と 「恋愛」 とは違う。
恋愛は、そこに含まれる 「情報量」 が多すぎて、読み取りきれない。
その読み取りきれない部分こそ、二千年たとうが三千年たとうが、他は進化してもそこだけ未成長で、同じ失敗や苦い経験を何度も繰り返すのである。
源氏物語の昔から、男女間の感情という点では人類に進歩はない。
なぜだか、この作品は見る気になった。
劇場では見ず、レンタルでやっと見た。たとえレンタルでも、恋愛ジャンルを私が見るのは稀有なことなのである。もちろん、あからさまに幼稚なものが多いからではあるが、このジャンルでたまに見応えのあるものが出てくるから、うかうかできない。
さて、結局の感想であるが。
奥さんと一緒に見たが、まったく意味が分からなかったと言っていた。
つまりは、共感できなかった、ということだろう。共感できないと、ストーリーもそれ以上頭に入ってきにくい。結果、何の映画だったのかよく分からない。
私は、この作品をある一点において評価する。
確かに、この内容を二時間にまとめるとこうなるのだろう。もっと、ドラマで12話くらい使って本来描くべきボリュームだと思う。だから、主役二人 (多部と綾野) 以外の人物描写が浅い。
木村文乃の役どころ (主人公の親友) も、もっと深く絡んで来るのかと思えば一瞬。
他にも、味のある脇役が多いのに、これは勿体ない。
でも、非常に 「リアル」 だった。
もちろん、作り話特有の大げささにご都合主義的な部分はちと臭う。
でも、それでも 「日本に住む、とある男女が出会ってから別れるまでのありそうな経緯を、実にリアルに描いている」 と思った。この作品に共感できない、わけ分かんない、どうしてそんな行動を取るのか理解できないという人は、恵まれた人かも知れない。
これを良く分かるわぁ~!というアナタは、「これまでさぞご苦労を…」 と、ねぎらいたくなる。
この映画を最後まで見て思うこと。
この世界で、何かが同じ状態で在り続けることは1秒たりともない。
すべて、変化してしまう宿命を宿している。
だから、その視点から私は一人の異性とずっと最後まで付き合えない人を、ダメだと思えない。
この世界でそれは、むしろ難しい。
なのに、一般常識的には好きになった相手とは、長く付き合い最後には結婚して、死ぬまで夫婦仲良くというのが 「良いこと」 とされているため、この映画の主人公たちや一般の日本の若者も、苦しい。
この映画のラストで、いったんは破局した主人公カップルが、よりを戻す。
(その戻すシーンも、なかなか面白い)
多部未華子の最後のセリフ。
人を好きになるって、最悪だけど…最高!
この世界は、二元性の世界。すべてが対のペア (陰陽) の中でグレーゾンを作って動く。
すべてが二面性をもつので、結局 「恋愛」 には必ず陰陽両面がついてまわる。
皆さんが 「幸せ」 と呼んでいるものでさえそう。
この世界で 「今私幸せしかない」 「ただただ幸せ」 と口で言える体験がある人もいる。
でも、それは本当に 「幸せしかない」 のが真実なのではない。
人は、良くも悪くも 「回線が細い」。
だから、幸せが100%と感じる瞬間には、その人は自分を取り巻くすべての情報の中から、そこに回線を合わせているので、そこから来る情報だけで処理がいっぱいいっぱいだから、「幸せ一色」 に感じられる。今世界にそれしかないように感じられる。
ゆえに、全体の情報の中から 「幸せ」 と捉えられる情報を選んで収集しているにすぎず、時の変化の中でどうしても他の部分にも回線が合ってくるので、その時に視点が変わってしまう。今まで見えて来なかったものが落ち着いてから見えてきて、恋は同じではいられなくなる。
だから、「人を好きになるって最悪だけど最高」 というのは、実に深い人生洞察である。
いつだって、最初から最後まで誰にとってもそうなのである。
ただ、スポットが当たる部分が、初期と時間が経ってからの後期とで違ってくるだけ。
愛が冷めた、相手が変わってしまった、のではない。
ただ、追加情報が与えられてしまっただけ。人の本質はそう変わらない。
変わらずに変化し続けるのは、その人の枠組みではなく、ただ 「状況」 である。
それを、その時の各自の都合や感情で捉えるので、ややこしいもつれが生じる。
多くの人は、男女関係において、ただ甘いだけ、幸せなだけの時間の流れを願う。
でも、それは望み得ぬ夢である。
色々あっても、なお選んだ人と 「生きよう」 とする。
イヤなところもあるけど、それでも好きー
ただ相手が100%好き、と言えるよりも、そちらのほうが成熟した 「境地」 なのだと思う。
この宇宙で、「恋愛」 と名のつく経験のパターンを全部味わおうとしても、人ひとりの人生では時間が足りなすぎる。その全体を 「まるごとひとつのケーキ」 だとすると、個々人の限られた恋愛体験は、まさに全体を切り分けた中の 「一切れのケーキ (ピース オブ ケイク)」。
そのひとつひとつが、ほろ苦くも愛おしい、というメッセージが込められた映画である。
【業務連絡のコーナー】
①賢者テラ・大阪定期講座、常時受講者受付中!
『スピ・テラ (寺) 小屋』
【内容紹介】
テラさんからのメッセージ発信や質疑応答に留まらず、講座参加者のみなさんお一人お一人にアウトプットしていただく 「公開セッション型セミナー」 です。
脱・その時だけ気持ちいいスピリチュアル
脱・分かった気分になるスピリチュアル
脱・どうしていいかわからないスピリチュアル
いつ始められても、途中やすまれても大丈夫!あなたのペースでお受けいただけます。
【開催日・時間】 毎月どこかの土日 14時-17時 ※8月は、30日 (火) です。
【場所】 新大阪駅構内・タリーズコーヒー (場合により相談に応ず)
【参加費】 毎月10,000円
【お申し込み】 ryoushinkai★gmail.com までお名前、電話番号を明記してメールを。
※上記アドレスの★を@に変えて使用してください。
②賢者テラによる 【メールセッション】 始めました!
こんな悩みを言っても良いんだろうか…
そんな悩みも無用!のメールセッションをご用意いたしました。
自分の気持ちを素直に、賢者テラにぶつけてみてはいかがでしょうか。
テラワールド炸裂で、ご返信申し上げます。お待ちしております。
【お申し込み方法】
本ブログをPCで閲覧した時、右サイド中段に出てくるメールフォームにてご依頼ください。
折り返し、料金体制と依頼文に関する注意事項などをお伝えします。それでご納得いただけてから、本契約となります。
大阪定期講座・スピ寺子屋の申し込み先に問い合わせいただいてもOKです。
③全国どこでも行きます!ライブ開催規定のお知らせ
テラさんの話を生で聴いてみたい!
でも、謝礼はいくらだろ?何人くらい集まらないとダメなんだろう…
色々なことが心配な方へ。難しく考えず、気軽に呼んでください!
【謝礼について】
①二時間半のトークライブを、一律 「5万円」 にて、どこでも出張します。
②交通費、宿泊費は別途申し受けます。
③集客の結果に関わらず、これで済むので安心です。
④ただし、これは最低保証額を提示したものであり、仮に沢山の人が来て収益が上がった場合に関しては、協議の上妥当な額をいただきます。
⑤数日 (数回) にわたる連続セミナーなどの場合は、個別に相談に応じます。
主催者様からの連絡を、お待ちしております!
④スピリチュアルTV、いつもご視聴ありがとうございます!
次回は8月30日 (火) 夜8時です。
最新の録画分はこちら。
⑤二冊目となる著書が、発売中!
『宇宙が教えてくれた 幸せになるお告げ』 アマゾンでも買えます!
辛らつだけど、愛がある、そして面白い。賢者テラ・ワールド全開!
人生はオセロゲームの途中、「この世ゲーム」の醍醐味を味わい尽くせ!
『宇宙シナリオからのメッセージ』 (日本文芸社刊) で衝撃のデビューを果たした、人気スピリチュアル作家、賢者テラの第2弾。
絶望と希望という真逆の両側面から、この世で幸せになる方法を教えるメッセージ集。
生きづらさを感じているすべての人に、超おすすめ、宇宙の真理がわかり、生きる喜びと勇気が湧いてくる、極上のスピリチュアル的幸福論。
笑いと体験を交え、冷静で熱い人生の応援エールを送ります。
あなたの絶望も、きっと希望へと変わる!
日本文芸社刊・定価 1.404円
ご注文はこちらから↓
http://www.amazon.co.jp/dp/4537261331/#_swftext_Swf