悪・即・斬 | Eye of the God ~神の眼~

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現代における預言の言葉。黙示。
現代の常識、価値観では幸せになれない人たちへ。
新時代に合うものの考え方を紹介していきます。
あまりにも常識と違うので、戸惑われることでしょう。
でも、キリストはかつてこう言いました。
『耳のあるものは聞くがよい』。

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 劇場には足を運んで一度見ているのだが、久しぶりにまた見たくなって映画 『るろうに剣心』 の 「京都大火編」 「伝説の最期編」 をレンタルしてきて見ていた。
 公開当時、奥さんは0歳児のハルヒくんの子育てで映画館どころではなかったので、初見であった。ただ、私と違って奥さんはアクションやストーリーよりも 「福山雅治」 が出ているのが重要で、あとはどうでもいいようだった。



 私は、原作が世に出た当時からの、この作品のファンである。
 マンガも、実写映画もとても気に入っている。(アニメは見てない)
 原作、実写を通して一番好きなキャラは、主役の剣心ではなく 『斎藤一 (さいとうはじめ)』 である。元・新撰組三番隊組長で、剣心の宿敵&時々味方の役どころ。
 実写映画では、江口洋介が演じている。原作の、シャープで細っこい感じはなく、少々 「丸い」 くらいだが、雰囲気は出ている。キャスティングとしては、及第点かな。



 斎藤一の行動理念は、『悪・即・斬』 という言葉で表現される。
 「悪人は叩き斬らないと、正義は保てない」 という考えである。
 剣心の、「人はもう斬らない」 「人は変われる可能性がある」 というスタンスとは真っ向から対立する。
 基本相容れない間柄なのだが、双方とも 「平和を求める」 という点においてお互いの敵が共通し、協力体制を組むことが多い。
 確かに、宗教的な人やスピ系の人が考えたら、どっちがいいのかは一目瞭然で、そりゃあ剣心の信念のほうが精神的に高いと考えるだろう。斎藤一のほうが、正義を目指しているとはいえ、改心するとかチャンスを与えるとか、そんなまだるっこしいことは考えず即潰すわけである。まぁ、精神文明のある程度の発達があるところでは、「悪・即・斬」 は野蛮ということになる。



 でも、何でだろう。
 私は、何だか斎藤のこの言葉が好きだったりするのだ。
 潔い、ってのかな。現実的、っていうのかな。
 もちろん、私もスピリチュアルの世界に身を置くはしくれ。剣心のスタイルのほうが望ましいと分かるが、でもあれは 「現実的ではない」。剣心が、逆刃刀でもって敵を死なない程度にぶちのめせる、というものすごい腕前があってはじめて 「悪を、殺さずに止める」 ということができるのだ。マンガだからそんなことのできる人間を登場させられるが、現実的には在り得ない。
 現実は、そんなきれいなドラマのようなわけにはいかない。

 

 目の前に、あなたを殺そうとしてくる人物がいるとする。
 あなたは、おとなしく殺されますか?
 生きたいならば、相手を何とかしなければならない。
 現実的に、説得も懇願も相手には通じない状態。相手は、目的を達するまで手を緩めないものと考えてください。あなたは、相手を殺さないだろうか?
 あなたは現実、剣心などのマンガのヒーローのように腕が立つわけではないだろう。こちらを殺すまであきらめない相手を死なない範囲で加減してぶちのめすなんて、そんな余裕はない。
 おそらく、一般人のなるケースは 「相手を殺してしまう」 「相手に殺されてしまう」 かのどちらかである。「相手を殺さないで自分も生きる」 ことができるのは、日頃よほど武術鍛錬に特化している者だけであり、社会の現実を考えればそんなことにエネルギーを割くことのできる人物は僅かである。職業的に武道でメシを食っているような人物か、オカネが有り余っているので、人より自由時間がある身で武芸をたしなんでいる人物くらい。
 強くない人物ほど、加減ができない。強くないからこそ全力を出すので、セーブなんて別次元の話。



 もうひとつ。今目の前で、自分の子どもが殺されそうになったら?
 これも、相手には説得や情に訴える手段が通じないと考えてください。
 目的を達するまで相手はあきらめない、あと周囲には助けがいないと仮定してください。
 攻撃しないで子どもをかばいますか?子どもをかばってあなたが死んだら、その後で子どもを守る者がいなくなります。子どもの死ぬのがちょっと後になるだけです。
 守るには、戦うしかない。



 結局、このふたつの決して気分の良くないたとえ話を通して、何が言いたかったか。


 目の前で愛する者、守りたい者に危険が迫れば、戦いませんか?


 私なら、おそらく戦う。
 悟っているとかいないとか、関係ない。そんなものは、こういう状況で意味をなさない。
 もし、この期に及んで 「すべて幻想。怒り・恨み・奪われるという視点に惑わされはしない。私は守るためとはいえ戦いを選択しない」 と言えますか?
 言えるなら、悟っているかもしれないが、あんたはこの世界に要らない。
 根源にでも、さっさと回帰してくれ。



 スピリチュアルなんてのが流行るのは、とりあえず (表面的に) 平和だからだ。
 命の危険が差し迫る状況にない者こそが、その余裕の中で 「悪だから攻撃するのは良くない」 とか 「相手にも命がある」 とかカッコイイことを言っていられる。
 「無条件の愛」 とかアホなことを言っているのは、今平和だからだ。
 イエスを知らないとは言わない、と豪語したが後に苦しい状況下で知らないと言った弟子のペテロと同じだよ。たいがいのスピ実践者は。今の状態がずっと続くという勘違いを前提に、「本当の愛を知った!」 とか勘違いして気分よくいられるのだ。脅かすものがないから、「争わない」 とか 「すべての命は尊い」 と言える。
 マリオが、クリボーの命もクッパの命も大事だから、攻撃しないと誓ったら?
 もうそれ、ゲーム成立しないよね。



 もちろん、世界がこの先どんどん良くなって、きれいごとでやっていける世界が来る可能性はある。私は今、平和であることにあぐらをかいてやたら美辞麗句のスピに酔っている人たちのためにそれを祈ってあげたい。彼らが悲しまなくていいように。
 しかし、この世界は諸行無常の世界。
 時代の変化は人間のこうしたい、という単純な努力ではどうこうできない。 
 スピの主流は、いったんスピで言う本当の平和が確立すると、それが 「恒久平和」 になりずっと続くなんて思っているかもしれない。でも、この世界は陰陽の波形のサイクルなんですよ~。すべては巡って、また元に戻ってまた始まるんですよ~。常に創造と破壊を繰り返すんですよ~。
 一旦築かれたら、永遠に長持ちする平和など存在しない。



 私が口を酸っぱくしてまで申し上げたいのは、スピ的きれいごとを言えているのって、「今」 という時代の安全の上に成り立っていることに気付け、ということ。
 ゆるす愛だ、すべての命は尊く、どんな理由があれ殺してはならない。暴力はいけない。いかなる理由があろうとも、戦ってはいけない。他を傷付けてはいけないー。
 それらは、自分が大事な何かを脅かされない立場だから言えているに過ぎない。
 そのことに気付かないで、何か自分が高い存在になったような、清くなったような、もっと言えば 「悟った」 ような感覚にしてしまう。それは、「今限定」 でだけ通用する。
 しかし、試練に遭った時、そのメッキがはがれる。付け焼刃の真実の愛が馬脚を現す。
 もちろん、レアケースとして 「本当に根源の世界に片足突っ込んでいて、今にも行ってしまいそうな人」 もいる。そういう人は、本当にきれいごとの行動を取れてしまうが、絶対数が希少なので論じることにあまり意味がない。



 だからイエスは、「試みに遭わせず、悪より救いいだしたまえ」 と祈るよう教えた。
 試みに遭わなければ、悪のターゲットにされなければ、夢を見たままでいられるからだ。気分よくいられるからだ。イエスは、本当の自分の弱さを知って苦しむよりも、試練に遭わないで済み、自分の弱さなど知らないで幸せに死ぬ方がいいだろ、と言っているのだ。
 皆さんは、自分の一度きりの人生、究極の二択を迫られたらどっちがいい?



 ●大して気付きもないが、人生 (適度に) うまくいって、家庭も平和で皆健康で楽しく終える。
 ●病気をし、世の理不尽に苦しめられ、子どもは変質者の快楽殺人の犠牲となり、人について命について真剣に洞察するようになり、結果高い精神性を獲得する人生。


 
 そりゃ、選べと言われたら私は前者を選ぶね。
 自分も周囲も子どもも元気で、なんとか元気に生きれるなら、悟りなんて要らない。



 多くの人が、ホンネに持っていても言えない、あるいは自覚したくないことを言ってあげよう。


 とっさの、つくろえない反応として出るのはー
 他人の命よりも自分の愛する者の命が大事、でしょ?
 脅かされたら、戦うでしょ?
 結果、相手を傷付けることになるかもしれないが、とっさの瞬間にそんなこと気にしますか?
 子どもに刃物が高スピードで向かっている瞬間に、相手の安全とか考えますか?
 瞬時に、相手もひとつの命だとか、時が来れば気付きを得て変わる可能性のある命だとか、そんなこと器用に考えられます?
 自分のことを言わなきゃ卑怯になるので、言っておきます。



 私は、極限状況ではきっと他人より自分の家族です。
 他人が同じ目に遭っていても、自分の家族を優先的に守ります。
 他人が死ぬ方がまだ、自分が妻や子どもを死なせたという思いをもって生き続けるよりも耐えやすいからです。他人にも生活があり、大事な人がいる。そんなことは分かっています。けど、私は私で、私に関わるものを優先的に生きるしかないのです。
 そのホンネを責めるのが宗教やスピリチュアルなら、そんなもの要らない。

 

 スピリチュアルは、「人間とはこういうもので、こうなるのはきれいごとであり無理」 という考えを決めつけとし、「できないと思うからできない」 という理屈で攻めてくる。
 できると信じること。意識がそれを疑わず素直に思えるなら、必ずやその 「高い」 境地に至れる。すべてを赦す、「無条件の愛」 へとー。
 私は逆に言いたい。「できる」 というほうが決めつけではないですか?
 その決めつけのゆえに 「できるはずだ」 と信じて苦しんで頑張っている人がいる。あるいは、裸の王様の服を 「見事なお召し物!」 と口で言う民衆のように、「できた気になる」 人もいる。両方とも、被害者だ。



 スピリチュアルでいう 「高い精神性」 からは軽蔑されそうなこの 「悪・即・斬」。
 状況に依っては、それで救われることだってあるのではないか。
 なんでもかんでも、理想通りにベストには動かない。
 その状況の中でのベストを目指そうとする中で、戦い相手を負かすことだってあっていいはずだ。
 だって、この世界は無限の可能性と変化のパターンが織り込まれたゲームなのだから。
 悪は倒しても、また出てくるという話がある。私もかつて、「悪とは退治するものではなく抱きしめるもの」 ということを言ってきた。今でもその思いは変わっていない。
 でもそれは、あくまでもトータル的な見地において、の話である。
 急場しのぎでは、とりあえず譲れない大事なものは守るために、悪を倒すこともありだとしたい。この世界には色んなレベルの魂がいるので、高い見地からその一切がまかりならん、なんて可哀想すぎる。

 


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【業務連絡のコーナー】

①賢者テラ・伊勢トークライブ

 いよいよ本日!当日券をお求めください

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 【日時】 2015年2月1日(日) 13:30開場 14:00~16:30

 【場所】 伊勢市駅近く、伊勢市駅より徒歩5分程 (お申し込みの方にお知らせします)

 【参加費】 4,000円 (懇親会別途。3,000円)

 【お申し込み】 名前、住所、電話番号、参加人数を明記の上こちらまで。

  kazesolahoshi@gmail.com

 【詳細】 http://ameblo.jp/kazesolahoshi358/page-4.html


 ※画像と内容は一切関係ありましぇ~ん!!


②沖縄 センターリターナー・フォローアップ講座

 『上から読んでも山本山・下から読んだらマヤトモマヤ!』

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 【日時】 2015年02月22日 (12:15開場 12:45開始 16:45終了)

 【場所】 沖縄県男女共同参画センター てぃるる (沖縄県那覇市 西3丁目11-1)

 【参加費】 15,000円

 【お申し込みフォーム】 http://kokucheese.com/s/event/index/253008

 ※センターリターナー講座を受講経験者でなくても、興味がある方ならご参加いただけます。


③センター・リターナー講座 in 東京 第四期生・受講者募集!

 『アナと肉の増量』

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 【日時】 2015年4月19日、5月17日、6月21日、7月19日
     12時半開場 13時から17時

 【場所】 新橋、渋谷近辺 決定次第ご連絡申し上げます。

 【参加費】 お一人様80,000円(4回分の講座料及び4回目の懇親会料含む)

 【お申し込み先】 http://kokucheese.com/event/index/250540/



④賢者テラ・大阪定期講座、常時受講者受付中!

 『スピ・テラ (寺) 小屋』

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 【内容紹介】

 テラさんからのメッセージ発信や質疑応答に留まらず、講座参加者のみなさんお一人お一人にアウトプットしていただく 「公開セッション型セミナー」 です。

 脱・その時だけ気持ちいいスピリチュアル
 脱・分かった気分になるスピリチュアル
 脱・どうしていいかわからないスピリチュアル


 いつ始められても、途中やすまれても大丈夫!あなたのペースでお受けいただけます。


 【開催日・時間】 2015年 1/24(土) 14時-17時 ※以降は随時決定

 【場所】 大阪市内 (随時お伝えいたします)
 
 【参加費】 毎月10,000円

 【お申し込みフォーム】 https://ssl.form-mailer.jp/fms/ce9145ac315718


⑤スピリチュアルTV、いつもご視聴ありがとうございます!

 今回録画分はこちら。次回は2月4日 (水) になります。

 http://youtu.be/FCpwDdT0VI8



⑥テラのDVD、好評発売中!

DVD

●賢者テラ トークライブDVD ~宇宙の王であるあなた~

 【初級講座】 多くの人が、自分というものを肯定するのに、お金や地位、能力など様々な根拠が必要だと考えている。このDVDを通して、それらのものは必要ではなく、ありのままのあなたで既に完璧であるということを感じとっていただきたい。

 1枚 4,800円

●賢者テラ トークライブDVD ~王としての視点~

 【上級講座】 本来、柔軟であるべきスピリチュアルにおいて、ともすれば固定的な見方をしてしまっている場合が多い。この講座では、さまざまな角度から柔軟な視点について語っている。

 1枚 15,000円
 (センター・リターナー講座受講生は、1枚10,000円)


 【お申し込み方法】

 4275-chiyuki@ezweb.ne.jp

 受付窓口:石原千由紀

 上記メルアドまで、ご希望のDVDの名称・お名前(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号を明記の上お申し込みください。
 DVDの発売を記念いたしまして、今回DVDをご購入いただいた方の中から抽選で5名の方に賢者テラのスカイプセッション・60分をプレゼントいたします。



⑦賢者テラが、過去に出版した小説を復刊させよう!

 テラが今のようになる前、チャネリングによって書いた小説があり、出版していました。
 しかし当時は私も無名で、内容は本当に面白いのですが結局売れず、廃版となりました。
 私が今のようになって、トークライブへ行く先々でこの本を欲しがられますがー
 作者の手元にも、ほとんど残っていません。
 この物語を、このまま埋もれさすのも惜しい。そこで、皆さんにお願いがあります。
 以下のサイトにて、投票いただきたいのです。


 『復刊ドットコム』

 → http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=56653

 皆様の、清き一票をよろしくお願いいたします!

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