今回ご紹介するのは、背部に生じた非常に大きな「脂肪腫」の治療事例です。
その大きさは、一目見て驚くほどの規模でした。
術前のMRI検査では、右側の肩甲骨が判別できないほど大きく盛り上がっている様子が確認できます。
私自身、これほど巨大な脂肪腫を執刀するのは、過去最大級のサイズと言えるかもしれません。摘出した腫瘍は、500mlのペットボトルを優に超えるずっしりとした重量がありました。患者様も術後すぐに「肩の重荷が取れて、スッキリしました!」と、その劇的な変化に大変喜ばれていました。
以前受診した医療機関では「放置して良い」と言われたそうですが、粉瘤や脂肪腫は時間の経過とともに大きくなる性質があります。腫瘍が巨大化すれば、比例して切開線(傷跡)も長くなり、手術の難易度や身体への負担も増してしまいます。腫瘍治療の原則は、やはり「小さいうちに切除すること」に尽きます。


