■瘢痕拘縮形成術(傷跡修正)
元の傷跡を切除し、皮膚の緊張を分散させながら丁寧に縫合します。主に「Z形成術」や「W形成術」などの手技を用います。
施術のリスク・副作用:
皮下出血、感染、肥厚性瘢痕やケロイドの形成、局所麻酔によるアレルギー反応、傷跡の再発など
傷跡には、盛り上がり、凹み、色ムラなど多様な症状が存在します。特に皮膚の変形や引きつれを伴う場合には、外科手術による修正が適しているケースが多く見られます。
今回採用した「W形成術」は、あえて傷跡をジグザグの形状にして縫い合わせる術式です。術直後はジグザグの縫合線に驚かれる方もい らっしゃいますが、適切な術後ケアを行っていただくことで、治療前よりも格段に目立たない状態へと落ち着いていきます。
W形成術では、小さな三角形の皮弁を交互に噛み合わせるように縫合していきます。このジグザグの1辺の長さを5mm以下に設計することが重要です。人間の視覚特性として、5mm以下の短い線は認識されにくいため、1本の長い直線的な傷跡よりもはるかに周囲の皮膚に馴染み、目立たなくなります。