今回ご紹介するのは、「日常的に目を擦る癖」が主な原因となって眼瞼下垂症を発症された患者様です。
では、なぜ目を擦ることがまぶたにとって良くないのでしょうか。その理由は、まぶたに「物理的・機械的な刺激」が繰り返し加わるためです。
機械的刺激とは、
目の外側から「ゴシゴシ」と擦ることで伝わる外力のことです。上まぶたの皮膚が強く擦られると、まぶたの内部にある組織(眼瞼挙筋筋膜や眼瞼挙筋など)に炎症が引き起こされます。その結果、組織同士が不自然にくっついてしまう「癒着(ゆちゃく)」という現象が起こります。
この癒着のせいで、まぶたを持ち上げる筋肉がスムーズに動かなくなり、結果として本来の機能が低下してしまうのです。手術の際には、この癒着を丁寧に剥がすだけでも可動性が大幅に向上し、目の開きが見違えるほど良くなります。

